フランスの都市・人口ランキングTOP10

フランスの都市人口ランキングです。


フランス共和国 : 人口 6699万人 (2019年)

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1位 パリ 218万人

仏:Paris。フランス北部に位置する同国最大の都市であり首都。時計回りに渦巻状に20区が配されている。前3世紀ごろ、市内中心を流れるセーヌ川の中島・シテ島に作られたパリシイ族の集落がパリの発祥。「市民」を意味する”citeain”(現代英語で”citizen”)は「シテ島に住む人」という意味が由来だされ、「都市”city”」の語源ともなった。前1世紀、カエサル率いるローマに支配され「ルテティア」と呼ばれるようになり、5世紀ごろ「パリ」と改称。6世紀にフランク王国、10世紀にフランス王国の首都となるなど国の中心地となり、14世紀には人口20万人の欧州随一の都市となった。しかし、15世紀のイギリスとの百年戦争後は荒廃し、人口も10万人程度にまで半減。その間パリ近郊のフォンテーヌブロー宮殿などが王の居城となった。16世紀のユグノー戦争でも再び荒廃したが1594年、戦争を終わらせたアンリ4世がパリに入城し、名実ともに首都の座を回復した。17世紀、「太陽王」ルイ14世が再びパリを離れて郊外のヴェルサイユに居城を移すと、パリ外での治世はフランス革命でルイ16世が処刑されるまで続いた。19世紀初頭、ナポレオン1世がパリを「新しいローマ」とすべく改めて帝都と定め、凱旋門を建設するなど都市を整備。産業革命の到来もあり経済的、文化的にパリはさらに繁栄した。19世紀中頃にはナポレオン3世とセーヌ県知事オスマンによる「パリ改造」によって肥大化したパリの社会基盤の整備が行なわれ、現在に続く美しい都市景観が築かれた。1871年の普仏戦争敗戦後の2ヶ月間、世界初の労働者による自治政府「パリ・コミューン」が成立したこともある。19世紀末からは万国博覧会が複数回開かれ、それに伴いエッフェル塔や地下鉄が建設されるなど、パリは「ベル・エポック(良き時代)」を迎えた。1921年には人口も現在より多い290万人を記録している。第二次大戦中は4年ほどドイツに占領された。戦後、パリ郊外で旧植民地からの移民が激増し、治安悪化などが社会問題化しているが、現在も多くの観光客を集める世界有数の文化都市である。





2位 マルセイユ 86万人

仏:Marseille。フランス南東部、プロヴァンス地方にある同国最大の港湾都市。古代ギリシアの一民族であるポカイア人が紀元前600年頃に築いた植民市「マッサリア(マッシリア)」が街の始まりである。前3世紀からのポエニ戦争ではローマ側についてフェニキア人のカルタゴと戦い、ローマ帝国成立後はローマの属州となった。しかしローマの内戦でカエサルに敵対したかどで自治権を縮小され、繁栄を失う。10世紀、プロヴァンス伯が支配し、1481年にフランス王国に併合。17世紀に自由港として開かれると、18世紀には人口10万を数える欧州有数の貿易都市に成長した。第二次大戦ではドイツ軍に占領され大きな損害を受けたが、戦後復興の過程で近代的な高層ビルが多く建てられ、南フランスを代表する商工業都市として繁栄している。


3位 リヨン 51万人

仏:Lyon。フランスの南東部、ローヌ川とその支流ソーヌ川との合流点に位置する。自治体としてはフランス第3の大きさだが、リヨン都市圏は国内2位の規模を誇る。紀元前43年、ローマの植民都市「ルグドゥヌム」として建設され、ケルト系ガリアの中心都市となる。フランク王国のもと司教座が置かれると長らく大司教に支配され、13世紀には二度の公会議が開催された。11世紀に神聖ローマ帝国に入り、13世紀頃から絹織物の交易の一大中心地として発展すると、都市は教会に対抗するだけの力を得るようになる。14世紀初めフランス王国に併合。15世紀、王から市場開催の特権を獲得したことで、以降国際的な商業都市として発展した。市場の発展とともに金融制度も成熟し、現在もフランスの金融センターとして多くの銀行の本店が置かれている。1989年には国際刑事警察機構(インターポール)の本部が置かれた。サン・ジャン大司教教会やローマ遺跡の劇場などがる旧市街は世界遺産である。


4位 トゥールーズ 47万人

仏:Toulouse。フランス南西部に位置する都市。紀元前2世紀、ローマの属州となり「トロサ」と呼ばれた。5世紀、西ゴート王国に支配に下りその首府となった後、508年にフランク王国に征服される。トゥールーズ伯の支配を経た後の1271年、フランス王国に組み込まれると、14世紀以降交通の要衝として繁栄。フランス王国第4の都市に成長した。戦前より航空機製造のパイオニア、ラテコエールがこの地で創業していたが、第二次大戦後、パリ一極集中解消のための工業分散化政策によってトゥールーズで航空機・宇宙産業が振興された。仏独合弁の航空機会社エアバスの本社がある。


5位 ニース 34万人

仏:Nice。フランスの南東部、イタリア国境近くに位置する地中海岸の都市。紀元前5世紀、ギリシア人によって「ニカイラ」と呼ばれる植民都市として建設され、前2世紀頃よりケルト系の住民が定住。その後ローマ人に占領され、ゲルマンやイスラム教徒の侵略も受けた。中世にはプロバンス伯領、近世以降イタリアのサヴォイア公国、サルデーニャ王国に属したが、度々フランスが占領。1860年、ナポレオン3世がサルデーニャ王と協定を結び、フランスに帰属することが決定した。しかしこれに納得のいかないイタリアによる失地回復の目標にされ、第二次大戦においてもイタリア軍の進駐を受けた。戦後フランス領に復帰。年間を通して穏やかな気候であり、19世紀末以降、避寒地として発展。近隣のカンヌやモナコ公国と並ぶ、コート・ダジュール(紺碧海岸)の国際的な観光地である。


6位 ナント 30万人

仏:Nantes。フランス北西部に位置する都市。前1世紀ごろケルト人が定住。すぐにローマに占領され、「ポルトゥス・ナムネトゥス」と呼ばれた。その後サクソン人、フランク人、ブリトン人、ノルマン人の襲来を経験。10世紀、ブリトン系ブルターニュ公国の主都となりイングランドとのつながりが強化されると、14世紀、公国の王位の継承をめぐりイギリスとフランスが介入して継承戦争が起こった。なんとか独立は保ったが、国内政治が混乱していた1524年にフランスに併合された。16世紀末、プロテスタントの信仰を認め、フランスにおける宗教戦争を終わらせた「ナントの勅令」が発令された地としても有名。18世紀には米大陸、アフリカ大陸との間で奴隷を取引した「三角貿易」で繁栄した。第二次大戦中はナチスに占領され、イギリスの激しい空爆を受けている。近年ではフランスで最も緑の多い都市、最も暮らしやすい都市としても知られる。





7位 モンペリエ 28万人

仏:Montpellier。フランス南部に位置する都市。8世紀ごろから町が作られ、スペインへと続く「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の宿場町として栄えた。スペインの支配に下った後、1349年にフランス王国に併合。15世紀には隣接するラット港への貿易拠点として隆盛した。16世紀、ユグノー戦争の戦乱の中プロテスタントが多数を占めるようになるが、度重なる抗争により商業は衰退。17世紀、カトリックを重んじるルイ13世の治世以降プロテスタントは衰えたが、政治的には平穏な時代が到来。以降、豊かな土壌を生かした果樹栽培、ワイン醸造が発展した。第二次世界大戦では5回にわたりアメリカ軍の爆撃に遭っている。


8位 ストラスブール 28万人

仏:Strasbourg。フランス北東部、ドイツと国境を接する都市。ライン川流域最大の河川港を持つ。ローマ時代に「アルゲントラートゥム」と呼ばれた町で、5世紀にフランク王国、13世紀に神聖ローマ帝国に支配された。地名は「街道の街」を意味し、文字通り交通の要衝として栄えた。17世紀、フランス王ルイ14世が三十年戦争でドイツ圏のエルザス=ロートリンゲン地方を獲得すると、1697年にフランス王国に併合された。地名も「シュトラースブルク」からフランス語風に「ストラスブール」と呼ばれるようになる。1871年、普仏戦争でプロイセンが勝利するとドイツ領に復帰。しかし第一次大戦でフランスが勝利すると再びフランス領に復帰した。第二次大戦中に三たびドイツ領になるも、1944年に連合国が奪還し三たびフランス領に。このような経緯から、第二次大戦後は「ヨーロッパの歴史を象徴する都市」として、欧州の主要な国際機関が置かれている。フランスとなった今も、言語や文化の上ではドイツの影響が色濃く残っている。高さ142mのストラスブール大聖堂を中心とした旧市街は世界遺産である。


9位 ボルドー 25万人

仏:Bordeaux。フランス南西部、大西洋近く、ロンヌ川左岸に位置する港湾都市。世界的に有名なボルドー・ワインの産地である。紀元前1世紀にローマに占領されると主要な交易港となり、4世紀にはローマ帝国の属州アクィタニア・セクンダの主都として栄えた。大円形劇場跡など当時の史跡も多く残っている。5世紀にゴート人、8世紀はイスラム、10世紀にはヴァイキングの侵略を受けた。ボルドーのアキテーヌ女公エリアノールが後のイングランド王・ヘンリー2世と結婚したため、1154年からイギリス領に組み込まれる。1453年の百年戦争終結後フランスに復帰するも、自治を求めてフランスにしばらく抵抗した。普仏戦争時や第一次、第二次大戦中は臨時政府がボルドーに置かれたこともあった。旧市街の「月の港ボルドー」が世界遺産に登録されている。


10位 リール 23万人

仏:Lille。フランス北部、ベルギー国境近くの工業都市。11世紀、フランドル伯領ボールドウィン4世が城を作ったことを契機に町が発展。ブルゴーニュ公領、オーストリア領、スペイン領と変遷し、1667年、スペインとフランスが争ったネーデルラント継承戦争によってフランスに併合された。しかし1708年のスペイン継承戦争ではイギリスをはじめとした同盟軍によって一時侵略される。南に炭鉱があり、それをエネルギー源として19世紀に工業化が始まった。現在においても機械、鉄鋼、化学などが盛んである。





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