生活の質が低い都市ランキングワースト30(2019年)

Numbeoは定期的に世界主要都市の「生活の質」ランキングを発表しています。


生活の質が高い都市ランキングはこちら >> 生活の質が高い都市ランキングBEST30(2019年)

「生活の指数」は、購買力指数(その都市の平均的な収入で購買できる力。高いほど良い)、汚染指数(水質汚染と大気汚染をあわせた指数。大気汚染により重みを置く。低いほど良い)、住宅価格対収入比(低いほど良い)、生活費指数(家賃を除く、食料品、レストラン、交通、公共料金を含む消費財価格の相対的な指標。低いほど良い)、安全性指数(高いほど良い)、ヘルスケア指数(医療専門家、設備、費用などの総合的な品質。高いほど良い)、交通通勤時間指数(通勤にかかる時間。低いほど良い)と気候指数(穏やかな気温と低湿度の気候ほど高評価。高いほど良い)をすべて組み入れて総合的に算出されたものです。

その中からワースト30を紹介します。

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1位 カラカス (ベネズエラ)

カラカス

目下、ハイパーインフレに苦しむベネズエラの首都。当然のことながら購買力がダントツで低く、安全性でも全都市最低の危険都市。医療体制も最低レベルだが、気候はとてもよく、交通事情も悪くない。





2位 ラゴス (ナイジェリア)

ラゴス

アフリカ最大の人口を誇る、ナイジェリアの首都。人口の多さと比例するように交通事情は世界最悪。空気汚染もかなりひどい。また、市民の購買力も低く、人口は多いがアフリカを代表する都市とは呼べないのが現状である。


3位 ダッカ (バングラディッシュ)

ダッカ

世界最高レベルの人口密度のバングラデシュの首都。交通事情と汚染は世界最高レベルで悪い。治安も悪く、都市問題のデパート状態である。


4位 北京 (中国)

マニラ

中国第二の人口を擁する同国の首都。大気汚染がひどいことで有名だが、気候もあまり良くない。また、家賃がとても高い。


5位 マニラ (フィリピン)

フィリピンの首都。治安はあまりよくないが、アメリカの一部の都市よりも良い。一番のネックは北京を上回る深刻な都市汚染である。購買力も低く、交通渋滞もひどい。


6位 リオデジャネイロ (ブラジル)

リオデジャネイロ

ブラジル第二の都市。気候はとても良いが、治安が極めて悪く、医療体制も劣悪である。購買力も低い。





7位 ジャカルタ (インドネシア)

ジャカルタ

インドネシアの首都。交通渋滞がひどく、大気汚染も深刻である。市民の購買力もアジアでは最低レベルである。


8位 ナイロビ (ケニア)

ナイロビ

ケニアの首都。赤道に近いが、1600メートルの高地にあるため、気候がとても良く過ごしやすい。しかし、交通渋滞と大気汚染がひどく、貧困層も多い。


9位 ホーチミン (ベトナム)

ホーチミン

ベトナム最大の商業都市。汚染が世界最高レベルで深刻であり、気候もあまり良くない。市民の購買力も低く、発展途上である。


10位 上海 (中国)

上海

世界最大の人口を擁する都市。大気汚染が深刻であり、家賃が高いことが生活の質を下げている。


11位 ムンバイ (インド)

ムンバイ

インド最大の人口を誇る商業都市。治安や医療体制は北京や上海を上回り、購買力も上がってきているが、それに伴い家賃も高くなっている。大気汚染と交通事情の悪さも深刻。


12位 テヘラン (イラン)

テヘラン

イランの首都。大気汚染と交通渋滞が深刻である。





13位 カイロ (エジプト)

カイロ

エジプトの首都。気候はよいが大気汚染が深刻である。医療体制もあまり良くなく、市民の購買力も低い。


14位 カトマンズ (ネパール)

カトマンズ

ネパールの首都。気候はとてもよいが、世界最悪レベルの都市汚染に悩まされる。市民の購買力がアジア最低レベルである。


15位 サンパウロ (ブラジル)

サンパウロ

ブラジル最大の都市。気候がとても良い都市だが、大気汚染が深刻。交通事情も良くないが、なによりも治安がとても悪い。


16位 リマ (ペルー)

リマ

ペルーの首都。サンパウロと同じく、気候はよいが、大気汚染が深刻。治安もかなり悪い。


17位 カラチ (パキスタン)

カラチ

1400万の人口を擁する世界有数の大都市。交通事情は悪くないが、大気汚染は世界最悪レベルである。治安も悪い。


18位 デリー (インド)

デリー

インドの首都。世界最悪レベルの大気汚染と深刻な交通渋滞が問題となっている。気候もあまり良くない。しかし購買力は上がってきている。





19位 アルマトイ (カザフスタン)

アルマトイ

カザフスタンの経済都市。気候が厳しく、治安がかなり悪い。


20位 コロンボ (スリランカ)

コロンボ

スリランカの旧首都で、同国最大の都市。気候はあまり良くなく、交通渋滞もひどい。購買力もアジアで最も低いレベルである。


21位 ノヴォシビルスク (ロシア)

ノヴォシビルスク

シベリアにあり、気候はとても厳しい。そのことが生活の質を引き下げてしまっている。都市問題そのものはそれほど深刻なものは見当たらない。


22位 メキシコシティ (メキシコ)

メキシコシティ

メキシコの首都。気候は良いが、大気汚染が深刻。治安もかなり悪い。


23位 コルカタ (インド)

コルカタ

インド第三の都市。インドの他の都市ほど大気汚染はひどくないが、交通事情の悪さは世界ワーストクラスである。気候もあまり良くない。


24位 ボゴタ (コロンビア)

ボゴタ

コロンビアの首都。市民の購買力が低く、治安も良くない。気候はとても過ごしやすい。





25位 バンコク (タイ)

バンコク

タイの首都。比較的渋滞がひどいが、それほど深刻ではない。気温の高さが、気候指数の評価を下げてしまっているようである。


26位 ドニプロ (ウクライナ)

人口99万人のウクライナの工業都市。大気汚染がひどく、市民の購買力もあまり高くない。気候の評価も低い。


27位 ハノイ (ベトナム)

ハノイ

ベトナムの首都。ホーチミンと同じく大気汚染がかなりひどい。市民の購買力もまだあまり高くない。


28位 エカテリンブルク (ロシア)

ロシア第四の都市。深刻な都市問題は見当たらないが、気候の厳しさが全体の評価を押し下げている。


29位 ラホール (パキスタン)

パキスタン第二の歴史都市。気候があまり良くないことが評価を押し下げている。市民の購買力も決して高くない。


30位 バクー (アゼルバイジャン)

アゼルバイジャンの首都。気候もよく、治安も比較的良いが、購買力の低さが全体評価を下げてしまっている。医療体制もあまり整っていない。





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