大阪府の都市・人口ランキングTOP10

大阪府の都市の人口ランキングです。


大阪府 人口 : 884万人 (2019年)

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1位 大阪市 271万人

大阪湾に臨む大阪府の府庁所在地。古代・難波京の地で、淀川河口の難波津は古くから飛鳥、奈良、京都の玄関口として中国から多くの使者を迎え入れていた。4世紀に仁徳天皇が難波高津宮を、7世紀に孝徳天皇が長柄豊碕宮を、8世紀に聖武天皇が(後期)難波宮を造営するなど、都だった時期もある。中世は一時衰えたが、15世紀、浄土真宗の蓮如上人が石山本願寺を建立。上町台地に沿って堀や塀で囲まれた寺内町が形成されたことから「小坂(おさか)」と呼ばれていた。16世紀、豊臣秀吉がその跡地に大坂城を築くと、江戸時代は諸大名の蔵屋敷が集まって諸国の米取引の中心地となり、「天下の台所」と呼ばれた。江戸時代は「大坂」と表記されていたが、明治に入り「大阪」に改称。1889年の市政移行と同時に区制となった(現在は24区)。繊維産業の中心地として栄え、関東大震災後は一時東京を凌ぎ日本最大、世界でも6位の人口を誇る大都市に成長した。1956年政令指定都市。大阪の人口のピークは1940年の330万人だが、戦後は減少を続け1970年に300万人を割り込むと、1978年には横浜市に国内2位の都市の座を譲った。1990年代半ばより下げ止まり、近年人口は漸増傾向が続いている。


2位 堺市 83万人

  • 仁徳天皇陵

大阪府中西部、大阪湾に臨む都市。堺という名は、摂津国・和泉国・河内国の境(さかい)に位置することに由来。5世紀ごろ形成された、仁徳天皇陵を含む百舌鳥古墳群は世界遺産。そのころから難波から南北に貫く難波大道と、飛鳥から東西に結ぶ丹比道、大津道が整備される。室町時代に日明貿易、戦国時代は南蛮貿易の拠点として栄え、戦国時代後期には会合衆による自治が行われる自由都市となるなど、商人の町として発展した。豊臣秀吉が大坂城築城の後、多くの住民が大坂に移されたため僅かに衰退。江戸時代は幕府直轄地となり、堺奉行が置かれた。1889年市制。1960年代より大阪のベッドタウンとして人口が大幅に増え、2006年には政令指定都市に移行して7区を置いている。


3位 東大阪市 49万人

大阪府のほぼ中央部に位置する大阪市に隣接する都市。古代は物部氏が本拠地を置き、平安時代に、熊野や高野山へ通じる高野街道が通った。市の西部はもともと海だったが、それが海から切り離されて湖になり、そこに旧大和川上流から流れてきた堆積物が積み重なって湿地帯となった。18世紀、大阪商人によって湿地帯は大規模に新田開発された。市の東部は生駒山山麓で豊かな自然が広がる。大正時代に近鉄奈良線や大阪線が、戦後には中央環状線や大阪環状線が開通したことにより、大阪市の中小・零細企業がこぞって当地に移転し、現在では日本有数の中小企業集積地となっている。1950年代より大阪市のベッドタウンとして人口が急増。1967年に布施市、河内市、枚岡市の3市が合併して現・東大阪市となった。


4位 豊中市 40万人

  • 千里中央駅

大阪府中北部に位置する、大阪市に接する都市。もともとは能勢街道沿いの少村だったが、1910年に箕面有馬電気軌道(現・阪急宝塚線)が開通すると住宅地化が進んだ。1936年、豊中町、麻田村、桜井谷村、熊野田村が合併し、豊中市が成立。戦後は大阪のベッドタウンとして発展し、1962年には千里ニュータウンが作られると1980年にかけて人口は倍増した。大阪国際空港(伊丹空港)の一部が当市の領域に及んでいる。


5位 枚方(ひらかた)市 40万人

  • 枚方市駅

大阪市と京都市の中間に位置する、大阪府北部の市。市の北西部を淀川が走り、東部は生駒山地の山麓である。古事記にも「白肩津」と書かれる、京と難波を結ぶ古くからの交通の要衝だった。17世紀、豊臣秀吉が作った京街道の宿場町として栄え、淀川の河港も繁栄した。1898年に関西鉄道(現・JR片町線)、1910年に京阪電鉄が開通すると大阪のベッドタウンとなった。1950年代、戦前の陸軍造兵廠跡地に香里ニュータウンが作られ、人口は1980年代にかけて7倍ほどに急増した。


6位 吹田市 37万人

  • 太陽の塔と大阪モノレール

大阪府北部、大阪市に接する市。古くから神崎川の河港として栄え、また伊丹街道と亀岡街道の合流点であるなど、水陸交通の中心地であった。19世紀末、東海道本線吹田駅が完成し、大阪麦酒会社(現・アサヒビール)が創業されたのを皮切りに工業地域が広がった。1940年市制。1962年に千里ニュータウンが作られ、1970年、その東隣で大阪万国博覧会が開催された。万博開催に伴い、鉄道や高速道などのインフラが整備されている。


7位 高槻市 35万人

  • 高槻駅

大阪市と京都市の中間に位置する市。市の東側を淀川が流れる。歴史は古く、今城塚古墳をはじめ多くの古墳が現存する。キリシタン大名・高山右近の拠点だったため、日本初の復活祭も営まれている。江戸時代は永井氏の城下町。西国街道の宿場町である芥川や寺内町の富田などが栄えた。1876年に東海道本線、1928年に新京阪鉄道(現・阪急京都線)の開通によって宅地化が進んだ。1943年に市制移行。


8位 茨木(いばらき)市 28万人

大阪府北部に位置する都市。北部は北摂山地の斜面、南部は安威川、茨木川が流れる平地である。継体天皇陵や阿武山古墳など史跡が多い。江戸時代は片桐氏の城下町で、西国街道沿いの宿場町としても栄えた。明治から昭和にかけて、東海道本線、新京阪鉄道(現・阪急京都線)が開通すると、工業団地が形成され、大阪市の衛星都市となった。1948年に茨木町、三島村、春日村、玉節村が合併して市制に移行。1970年にすぐとなりの吹田市の現・万博記念公園で万博が開催され、茨木市内でも国鉄茨木駅、阪急茨木市駅周辺が整備された。今も市の人口は増加傾向である。


9位 八尾市 26万人

  • 八尾駅

大阪府中央東部、大阪市と接する市。西は大阪平野、東は生駒山地の斜面であり、金剛生駒紀泉国定公園に属する。南部には自衛隊と民間小型機両用の八尾空港がある。街の歴史は古く、弥生式遺跡や横穴古墳群の遺跡、聖徳太子ゆかりの大聖勝軍寺、心合寺山古墳など史跡が多い。市街は15世紀創建の顕証寺の寺内町である久宝寺と、17世紀創建の大信寺の寺内町である八尾が古くからの中心地。19世紀末、大阪鉄道(現・JR関西本線)が通じ、工業化が進展した。他にもおおさか東線、近鉄大阪線、大阪市営地下鉄谷町線、近畿自動車道などが通るなど交通の便が良く、大阪市のベッドタウンとして宅地化が進んだ。


10位 寝屋川市 23万人

大阪府北東部に位置し、西に淀川が流れ、中央を寝屋川が流れる。1910年に京阪電鉄が開通して以降宅地化が進んだ。戦前、京阪電車は市北部の「香里園」に宅地造成を計画していたが、当地が大阪から鬼門にあたるため、1934年、鬼門除けとして成田不動尊に依頼し「成田山大阪別院明王院」を創建した。1951年市制。JR片町線も走る大阪市の住宅衛星都市だが、1990年代より人口は減少傾向である。


参考 : 次ページ >> 11位から43位


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