高知県の都市・人口ランキングTOP10

高知県の都市の人口ランキングです。


高知県 人口 : 71万7480人 (2019年)


1位 高知市 33万人

高知県中央部、太平洋を臨む高知県の県庁所在地。高知県の人口の半数近くが住んでいる。現在の市街は市の中心を流れる鏡川の沖積地で、かつては小島が浮かぶ湾だったが、近世ごろから川からの堆積物で徐々に陸地化していった。1588年、長宗我部元親が現在の高知城がある大高坂(おおたかさ)山に城を築いたのが始まり。1601年に山内一豊が入府すると同じ場所に新たに城を作り直し、江戸時代を通じて土佐藩の城下町として発展した。城名は「河中」、「河内」、「高智」と書きいずれも「こうち」と読んだが、それが転じて「高知」と書かれるようになる。町は高知城を中心として東西に細長く形成され、市南部の土佐湾に面する景勝地・桂浜には現・高知市生まれの坂本龍馬の像と記念館がある。長宗我部元親が一時桂浜に浦戸城を作り、土佐の中心地となったこともあった。現在高知市は2005年をピークに人口が減少している。


2位 南国(なんこく)市 4万人

高知県中部、太平洋に面し高知市の東に接する市。市名の読みは正式には「なんこく」だが、「なんごく」とも多く呼ばれる。奈良時代に国分寺が建てられ、土佐の中心地となった。平安時代は紀貫之が土佐守として赴任し「土佐日記」を著した。年貢を免じられた地域だったことに由来する中心地の「後免(ごめん)」は、JR土讃線、土佐くろしお鉄道、路面電車の駅が集まる鉄道交通の結節点。高知県の空の玄関口・高知龍馬空港も当市にある。


3位 四万十市 3万人

高知県南西部、四万十川の中下流域にある市。北で愛媛県に接する。2005年に中村市、西土佐村が合併して四万十市が成立した。市域の8割以上を林野が占めている。3世紀、ヤマト政権で豪族・波多(はた)国造が支配した地域で、鎌倉時代はこのあたりは荘園・幡多(はた)荘であった。15世紀には、応仁の乱を避けた公卿・一条兼良の息子教房(のりふさ)が幡多荘に下向して支配した。中心地・中村は京都を模した町であったため「土佐の小京都」とよばれる。しかし、1946年の南海地震で市街が被災し、古い町並はほとんど残っていない。


4位 香南(こうなん)市 3万人

高知県東部、太平洋に面する市。2006年に周辺の町村が合併して市制に移行した。江戸時代には土佐藩執政・野中兼山(けんざん)が灌漑事業を推し進め、水田が整備された。2010年まで高知県では唯一人口の増加した自治体であった。


5位 土佐市 2万人

高知県中部、太平洋に面し、高知市の西に隣接する市。1958年に周辺自治体が合併して高岡町となり、翌年土佐市として市制に移行した。1973年、市内の対岸・横浪半島との間に宇佐大橋が完成。南部の宇佐は土佐湾の代表的なカツオ漁港の一つである。日照時間が年間2230時間と長く日本一を記録している。


6位 香美(かみ)市 2万人

高知県東部に位置する内陸市。東は徳島県に接する。2006年、周辺町村が合併して香美市として市制に移行した。江戸時代、野中兼山によって用水路が開かれ、それ以来稲作が主力の産業だった。また、市域のほとんどが山地で林業も盛ん。当市にゆかりのある漫画家やなせたかしを記念して、1996年にやなせたかし記念館が開館した。


7位 吾川郡いの町 2万人

高知県中央部、吾川(あがわ)郡にある町で、北は愛媛県、東は高知市と接する。2004年に伊野町、吾北(ごほく)村、土佐郡本川(ほんがわ)村が合併し、表記はひらがなの「いの」となった。弥生時代の鷹ノ巣山遺跡は標高1100メートルにある。土佐和紙の産地として有名で、近代以降も製紙業が盛んである。


8位 須崎市 2万人

高知県中央部、太平洋に臨む市。市域はほとんど山地で、沿岸の僅かな平地に港町が発展。かつてはカツオ漁の拠点となり、現在はハマチの養殖などが行われている。須崎港は水深のある良港であり、木材やセメントの積出港ともなっている。


9位 宿毛(すくも)市 2万人

高知県の最西端に位置し、愛媛県に接する市。土佐藩家老・伊賀氏の小さな城下町として発達。北部の山地では林業、中部の沿岸部ではハマチの養殖が盛ん。対岸の大分県佐伯市との間に定期船がある。宿毛駅は土佐くろしお鉄道の終着駅。吉田茂元首相の父親である土佐藩士・実業家の竹内綱の出身地である。


10位 安芸(あき)市 1万人

高知県東部、土佐湾に臨む市。鎌倉時代、安芸親氏が城を構え、以降安芸氏の拠点となった。江戸時代は土佐藩家老の五藤氏の城下町となり、武家屋敷が作られた。現在の中心地は安芸城より海側で、土佐電鉄の終点駅があったが1974年に廃止された。その後2002年、第三セクターの土佐くろしお鉄道が、土佐電鉄時代に未建設に終わった工事途中の線路も一部利用して開通した。1960年代よりプロ野球阪神のキャンプ地として有名。三菱財閥の創立者・岩崎弥太郎の出身地である。


(参考) 次ページ 11位から34位


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