沖縄県の都市・人口ランキングTOP10

沖縄県の都市の人口ランキングです。


沖縄県 人口 : 147万人 (2019年)


1位 那覇市 32万人

沖縄本島南西にある沖縄県の県庁所在地。中心市街地の東の丘に、かつての琉球王国の首府である首里城がある。当時、現在の中心部は島であったが、15世紀中頃に首里と島が堤道でつながれたことで、首里の外港として発展。那覇四町(よまち)と呼ばれる市街地が形成された。17世紀以降薩摩藩の支配に下り、明治期以降沖縄県の県庁所在地になった。第二次大戦で壊滅的な被害を受け、終戦直後は中心市街地が米軍に接収された。しかし、1945年11月ごろから一部の職人の居住が許されると、それに紛れるように次々と人々が中心街に戻り、闇市などが拡大していった。1949年にアメリカ民政府が知念村から那覇へ移され再び琉球の中心地となると、目抜き通りの国際通りが栄えるようになった。現在では毎年内外から1000万人ほど訪れる沖縄観光の中心地であり、第三次産業経済は那覇経済全体の8割を占める。九州・沖縄サミットが開かれた2000年に首里城が世界遺産に登録され、2003年には市内に沖縄都市モノレールが開通した。


2位 沖縄市 14万人

  • 泡瀬干潟

沖縄島中部に位置する市。1974年にコザ市と美里村が合併して沖縄市が成立。米軍嘉手納基地があり、面積は市域の36%を占めている。1970年にはアメリカ施政への不満が爆発したコザ暴動が起きている。現在も基地経済への依存度が高く、沖縄市経済に占める第3次産業の比率は9割に達する。基地経済からの脱却を目指し、近年ではリゾート開発が進んでいる。


3位 うるま市 12万人

  • 勝連城

沖縄島中部、東海岸に位置する市。与勝諸島の5島と無人島3島を含む。2005年に石川市、具志川市、町、勝連町が合併してうるま市が成立した。市名は沖縄の方言(ウチナーグチ)で「サンゴの島」の意。14、15世紀に中国や日本などとの交易で富を築いた琉球王国の按司、阿麻和利(あまわり)の居住した勝連城跡は世界遺産に登録されている。


4位 浦添(うらそえ)市 11万人

沖縄本島南部、西海岸の東シナ海に面し、那覇市に接する市。12世紀の半ばから15世紀に首里に遷都するまで、浦添城を中心とした琉球王国の王都であった。その後は衰退し、第二次大戦前まで農村地帯であった。大戦中の沖縄戦では最大の激戦地となり、村は焦土と化した。戦後は日本軍基地が米軍基地となり、現在も市面積の14%ほどが基地に占められている。沖縄のベッドタウンとして、戦後から一貫して人口は増加を続けている。


5位 宜野湾市 9万人 

  • 普天間飛行場

沖縄島南部、西海岸の市。17世紀、琉球王国によって作られた宜野湾間切(「間切」は琉球独自の行政区分)が街の起源。第二次大戦時の沖縄戦では激戦地の一つで、戦時中に米軍が作った軍事基地が現在も普天間飛行場として残る。市域の約3分の1を占める普天間飛行場は市のちょうど中心を占めているため、市街はドーナツ状に形成されている。1996年の日米首脳会談で普天間飛行場の移転が基本合意された。西側の海岸地区では沖縄コンベンションセンターや海浜公園、マリーナなどの開発が進んでいる。


6位 豊見城(とみぐすく)市 6万人

沖縄島南西部、那覇市の南に接する市。1972年の日本復帰後、那覇市の拡大に伴いベッドタウンとして急速に成長。1976年には「日本一人口の多い村」となり、人口5万人を突破したことで、2002年には町制を経ずに村から市制に移行した。現在も人口は増加を続けており、2006年には東洋経済誌の自治体「成長力ランキング」で全国1位となった。市内にある漫湖が、1999年にラムサール条約登録湿地となった。


7位 名護市 6万人

沖縄島北部に位置する市。沖縄北部の方言で「ナグー」と発音する。14世紀ごろに完成したと言われる名護城(なんぐすく)を中心とした、沖縄北部の古くからの中心地であった。1970年に名護町、久志村、羽地村、屋我地村、屋部村が合併し、市制に移行。沖縄本島では最大面積を有する自治体である。2000年に行われた九州・沖縄サミットでは、名護市のホテル、ザ・ブセナテラスが主要会場となった。


8位 糸満市 6万人

沖縄本島の最南端に位置する市。戦前まで糸満の漁民は、「サバニ(鱶舟)」と呼ばれる小舟に乗り、東南アジア各地で広く「追い込み漁法」による漁業を行っていた。第二次大戦時の沖縄戦終戦の地で、ひめゆりの塔、健児の塔などが建ち、周辺は沖縄戦跡国定公園に指定されている。那覇市に近く、1970年代よりベッドタウンとして人口が増加している。


9位 宮古島市 5万人 

那覇市から南西に約290km、宮古諸島の大半を占める市。宮古島を中心に、伊良部島、下地島、池間島、来間島、大神島が含まれ、宮古島と池間島、来間島、伊良部島とは橋で結ばれている。2005年に平良市、城辺町、下地町、上野村、伊良部町が合併して宮古島市として市制に移行した。サンゴ礁やビーチが美しいリゾート地として有名であり、2019年度には113万人もの観光客が宮古島に来島した。


10位 石垣市 4万人

那覇市から南東に400kmにある八重山列島の主島・石垣島と、中国、台湾と領有権を争う無人島の尖閣諸島からなる市。台湾の首都・台北とは西に280kmほどの位置にあり、那覇市よりも近い。戦前はパイナップル、戦後はさとうきびの生産が盛ん。合計特殊出生率は2.2と日本有数の高さを誇り、近年の石垣島への移住ブームと相まって人口は増加傾向である。2005年、干潟とマングローブ林からなる「名蔵アンパル」がラムサール条約登録湿地となった。


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