アメリカ・ニューヨーク州の都市・人口ランキングTOP10
アメリカ合衆国ニューヨーク州の都市の人口ランキングです。
ニューヨーク州 人口 : 1945万人 (2019年)
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1位 ニューヨーク 833万人
アメリカ東海岸ハドソン川河口に位置する、アメリカ最大の人口を有する都市。マンハッタン、ブロンクス、クイーンズ、ブルックリン、スタテン島の5区から構成される。16世紀、フランス王にされたイタリア人によって発見され、17世紀初頭からオランダによって本格的に入植は始まり、「ニューアムステルダム」と名付けられた。1664年、第二次英蘭戦争で勝利したイギリスが支配を引き継ぎ、ヨーク公(後のイングランド王ジェームズ2世)にちなんで現在の名称「ニューヨーク」となると、大英帝国の重要な貿易港として発展した。英から独立後の1785年から1790年までアメリカの首都。1790年にはフィラデルフィアを抜いてアメリカ最大の都市へと成長した。1886年、アメリカ独立100周年を記念したフランス人の募金により自由の女神像が完成。20世紀以降、急激な経済成長に伴い超高層ビルが競うように建てられた。1920年代初頭、ニューヨークはロンドンを抜いて世界で最大の人口を擁する都市となり、1930年代初頭にはニューヨーク都市圏の人口が1000万人を超え、人類史上最初のメガシティとなった。しかし1970年代、金融危機により財政と治安が大幅に悪化。市は破綻寸前まで追い込まれ、人口が100万人ほど流出した。しかし、1990年代半ばからのジュリアーニ市長の改革により経済と治安は大きく改善し、現在では全米でも有数の治安の良い都市となっている。人種の多様性が著しく、市内では170近くの言語が話され、人口の36%がアメリカ国外で生まれた人である。
2位 バッファロー 25万人
ニューヨーク州北西部、五大湖の一つ・エリー湖の東端に位置する都市。ナイアガラの滝に近く、カナダのトロントとも80kmほどの距離にあり水路で結ばれる。市名はフランス語で”beau fleuve” (美しい流れ)が元になったと言われる。1803年にオランダ人が創設し、当時は「ニューアムステルダム」と呼ばれた。1825年に五大湖と大西洋を結ぶエリー運河が完成し、南北戦争後は鉄道が開通したことで発展。今も五大湖の重要な港の一つである。
3位 ロチェスター 20万人
ニューヨーク州北西部、オンタリオ湖に臨む港湾都市。 18世紀末ごろからジェネシー川の流域に入植が始まり、集落が形成された。1825年にエリー運河が開通すると発展。南北戦争後は園芸農業が発達し「花の街」とも呼ばれた。写真用品メーカーのイーストマン・コダックの本社がある他、光学精密機械工業が盛んである。有名なロチェスター大学イーストマン音楽学校がある学園都市でもある。
4位 ヨンカーズ 20万人
ニューヨーク州南東部、ハドソン川に面する市。ニューヨーク市マンハッタンから北に約17km、ブルックリン区に接している。もともとはネイティブ・アメリカンの土地であったが、1639年にオランダ西インド会社が土地を取得した。現在はニューヨークの衛星都市で、隣接するブルックリン区と同じような雰囲気を持つ。1852年からの伝統を持つエレベーター製造でも有名な地。
5位 シラキュース 14万人
ニューヨーク州中部にある都市。オンタリオ湖につながる小さな湖・オノンドーガ湖に面する。都市名はイタリア・シチリア島の都市シラクサにちなむ。16世紀までネイティブ・アメリカンのイロコイ連盟の首府。17世紀半ばに白人による入植が始まるとすぐに塩泉が湧出し、以後全米有数の製塩業の地となった。1825年のエリー運河の開通も発展を後押しした。1950年に人口22万人を記録したのがピークで、その後は製造業の衰退とともに人口が流出。1980年代よりアフリカからの移民を中心に多様な人種の人々が住んでいる。
6位 オールバニ 9万人
ニューヨーク市から北に約220km、ハドソン川に面するニューヨーク州の州都。オレゴン州やジョージア州、オーストラリアにも同名の都市がある。1614年オランダが入植した後、1664年にイギリスに支配が移った。モホーク川とハドソン川が交わる地点にあり、ネイティブ・アメリカンと白人との重要な交易地であった。1754年、フレンチ・インディアン戦争に備えて、イギリスが13植民地の連帯感を強めるため、ニューヨーク植民地の中心地であった当地で「オールバニ会議」を開いた。1825年にモホーク川がエリー運河に接続され、五大湖とニューヨーク市がつながると発展したが、近年は製造業が衰退し、町の人口も減少傾向である。市内には植民地時代の建築物が多く残る。
7位 ニューロシェル 7万人
ニューヨーク州南東部にある、ウエストチェスター郡の都市。ニューヨーク市の北東約20kmに位置する。1688年、フランスから移住してきたユグノー教徒の職人が住み着いたことが町の起源。市名は彼らのフランスでの出身地ラ・ロシェルにちなんでいる。現在はニューヨーク市の衛星都市。
8位 チークタワーガ 7万人
ニューヨーク州北西部に位置するエリー郡のタウン。バッファーの郊外都市である。もともとはネイティブ・アメリカンの土地であり、タウン名は彼らの言葉で「りんごの土地」を意味する。独立戦争後、ヨーロッパ系アメリカ人が入植したが、町が発展するのは第二次大戦後に郊外住宅が大量に造成されてからである。現在チークタワーガには大きなポーランド系アメリカ人のコミュニティがある。また、ナイアガラの滝の最寄り空港のひとつであるバッファロー・ナイアガラ国際空港が当タウンにある。
9位 マウント・バーノン 6万人
ニューヨーク市マンハッタンから北東に25kmほどの距離に位置し、ブロンクス区に隣接する市。町の雰囲気もブロンクスに似ている。市名はジョージ・ワシントンが晩年を過ごしたバージニア州のプランテーションの名前にちなむ。1664年に入植が始まり、1851年に、ニューヨーク市の高い家賃への対策として住宅組合が土地を購入して以来、住宅地として発展してきた。ニューヨーク市の犯罪率が上昇してきた1960年代以降、都市部を逃れた白人層が移住したたため、現在も町は南部のアフリカ系アメリカ人が多く住む区域と、北部の白人が多く住む区域に二分されている。人口比もアフリカ系6割、白人系3割となっている。
10位 スケネクタディ 6万人
ニューヨーク州東部、モホーク川に面するスケネクタディ郡の市。市名はネイティブ・アメリカンのモホーク族の言葉で「松の木々の向こう側」の意。1661年にオランダ人がモホークから土地を買い取り、入植が始まる。1820年以降、エリー運河や鉄道の開通によって町は発展した。1886年建設のゼネラル・エレクトリック会社の工場があり、現在も電気機械、電子機器の製造が主産業である。
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