アイルランドの都市・人口ランキングTOP10

アイルランドの都市の人口ランキングです。


アイルランド共和国 人口 : 497万人 (2020年)


1位 ダブリン 55万人

アイルランド島東部に位置する、アイルランド共和国の首都。ダブリン都市圏の人口は190万人ほどである。地名は古アイルランド語で「黒い水たまり」を意味する。9世紀、ケルト系ゲール人が住んでいたこの地に、バイキングのデーン人が入植し砦を築く。12世紀、イングランドから(当時イングランドを支配していた)フランス系ノルマン朝が侵攻。1204年、イングランドのジョン王が、砦をダブリン城として拡張した。ダブリン城にはアイルランド総督府も置かれ、ダブリンはイングランドが直接実効支配したアイルランド島東岸のペイル地方の中心都市となった。アイルランド領内はカトリック教徒が多数を占めていたが、1592年、エリザベス1世がダブリンのプロテスタント(イギリス国教会)化を目的に、プロテスタント系のダブリン大学トリニティ・カレッジを設立。聖パトリック大聖堂などもプロテスタントに改められた。17世紀にイングランドのアイルランド支配は完成するが、イングランドに対するアイルランド人の抵抗により、経済成長は妨げられていた。しかし18世紀半ば、アーサー・ギネスがギネス社の醸造所を設立すると、世界有数の醸造都市として発展。ダブリンはヨーロッパで5番目の規模を誇る都市となった。しかしそれも束の間、1800年にアイルランドが英国に併合され首都の座を失うと、富裕層がロンドンに流出するなど、ダブリンは経済的に再び停滞。1922年の南部アイルランド(アイルランド自由国、現アイルランド共和国)の独立でダブリンは首都に復帰するが、一連の独立戦争でも市内は大きな被害を受けた。1993年のEU成立後、アイルランドはEU内にありながら人件費が比較的安いことなどを背景に、1995年から2000年代なかばにかけ急速な経済成長を遂げ、ダブリンでもダブリン・ドックランズやスペンサー・ドックなどで大型開発が行われた。一方で急速な拡大により、住宅供給に問題を抱えている。


2位 コーク 12万人

アイルランド南西部に位置する都市。6世紀、沼地のほとりに作られた修道院を中心に町が広がった。市名もゲール語で「沼地」を意味する。9世紀にデーン人が征服し、12世紀にイングランドの配下に入った。中世より天然の良港として栄える。アイルランドでも特にカトリック色の強い地域で、聖堂が多く残っている。第一次対戦中、コークに由縁を持つアメリカの自動車王フォードが、農業用トラクターの工場を建てたことをきっかけに、工業地帯としても発展した。1919年に始まったアイルランド独立戦争ではその中心地となっている。


3位 ゴールウェー 7万人

アイルランド西部、コリブ川河口に位置する都市。都市名もアイルランド語で「小さい島々のある港」の意。12世紀、アイルランド上王によって砦が作られたと伝わる。13世紀、イングランドのノルマン人に支配され植民地となると、スペインとの貿易で発展。現在も市内にはスペイン風の建築が残る。沿岸部のソルトヒルはレストランやホテルの集まる観光地として有名である。


4位 リムリック 5万人

アイルランド西部に位置する港湾都市。滑稽五行詩の「リメリック」の名はリムリック市に由来すると言われるが、19世紀、英米でリメリックが流行り出した当初、最後にリムリックの名で詩が終わる慣習があったことがその理由とされる。9世紀、バイキングのノール人がリムリック王国を建設し、その首都となる。10世紀、アイルランド上王ブライアン・ボルがバイキングを追放し、ソモンド王国を建国。12世紀からリムリックは王国の首都となった。しかしすぐにイングランドに侵略され、イングランドによって要塞やキングジョンズ城やセントメアリー大聖堂などが作られた。当時アイルランドで最も美しい都市と呼ばれ、18世紀には米大陸との交易で全盛期を迎えたが、19世紀、イギリスによるアイルランド併合後は、経済の停滞が続いた。近年では多国籍企業の製造工場が多く集まっている。


5位 ウォーターフォード 4万人

アイルランド南部に位置する都市。10世紀、バイキングのデーン人が作ったアイルランド最古の都市の一つで、地名も古ノルド語で「羊のフィヨルド」などを意味する。12世紀、イングランド王ヘンリー2世に侵攻されたが、イングランドから比較的独立性を保ち、自由都市としてスペインとの交易で栄えた。しかし17世紀、清教徒革命の際、反議会派のカトリック制圧を目指すイングランドの護国卿オリバー・クロムウェルに侵攻され、一時衰退した。19世紀には造船業や、クリスタルグラス(「ウォーターフォード・クリスタル」)の生産で繁栄を取り戻す。10世紀にバイキングによって建造されたレジナルドの塔は、アイルランド最古の建築物の一つである。


6位 ダンドーク 3万人

アイルランド北東部に位置する都市。10世紀にノール人が侵入。12世紀はイングランド・ノルマン朝が支配したが、14世紀、スコットランド独立戦争でイングランドと戦争中だったスコットランド王族のエドワード・ブルースがダンドークに上陸。スコットランドと同じく、ケルト系ゲール民族にルーツを持つことを根拠に、ブルースはアイルランド上王を名乗った。しかしすぐにイングランドに攻め入られ、ダントークはその支配に下った。ダンドークの港からリバプール港への航路が栄え、また19世紀半ばにダブリンと北アイルランドの中心都市ベルファストが鉄道で結ばれると、両都市の中間点に位置するダンドークは鉄道ハブとして発展した。


7位 ドロヘダ 2万人

アイルランド東部、首都ダブリンの北約40kmほどに位置する都市。15世紀、ボイン川両岸の町が合併してできたものが現在の町の起源である。9世紀にデーン人、12世紀にイングランド・ノルマン朝に支配される。14世紀にはダブリンに並ぶアイルランド島の主要都市となっていた。17世紀、清教徒革命中の「ドロヘダ攻城戦」や、ウィリアム3世がジェームズ2世を破った「ボイン川の戦い」の地でもある。1990年代のアイルランド経済の成長に伴い、拡大したダブリンのベッドタウンとしての開発が進んだ。


8位 ナバン 2万人

アイルランド東部、首都ダブリンの北西約40kmほどに位置する町。12世紀、ノルマン人によって町が作られ、砦も設けらた。近年はダブリンのベッドタウンになりつつある。アイルランド独立時、一時都市名が変更されたこともあったが、12世紀から続く英語名”Navan”の綴りは、世界の都市でも数少ない回文となっている。カーペットが町の特産品である。


9位 ブレイ 2万人

アイルランド東部、首都ダブリンの南15kmほどに位置する町。イングランドがアイルランドの支配を始めた12、13世紀ごろは、イングランドが直接実効支配していたダブリンを中心とするペイル地域の、最果ての境界線あたりに位置していた。18世紀まで小さな漁村だったが、19世紀始めごろから中流階級の住宅地となり、19世紀半ばにダブリンから鉄道が敷かれると海沿いのリゾート地としても発展した。現在もダブリン近郊の保養地としてホテル、レストラン、ゴルフ場などが並んでいる。


10位 ネース 2万人

アイルランド東部、首都ダブリンの南西25kmほどに位置する町。市名はゲール語で「集会所」「出会いの場」を意味する。13世紀にノルマン人によって支配され、聖デイビット城が作られる。英国の支配に対して蜂起した1798年のアイルランドの反乱では、戦場の一つとなった。1924年にネース競馬場が開場し、町のシンボルとなった。現在ではダブリンと高速道路で結ばれた、ダブリンの衛星都市である。


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