群馬県の都市・人口ランキングTOP10
群馬県の都市の人口ランキングです。
群馬県 人口 : 195万人 (2021年)
1位 高崎市 37万人
群馬県中南部に位置する市。東に飛び地がある。中心市街は古くは赤坂荘と呼ばれ、平安時代に和田氏が高崎城を築城。中世は鎌倉街道の宿場町として賑わい、1597年、徳川家康の命を受けた井伊直政が、廃城となっていた高崎城があった場所に新しい城を築いた。江戸時代以降は高崎藩の城下町となり、中山道と三国街道が交わる交通の要衝、また中山道有数の宿場町として栄えた。明治期、高崎城址に歩兵第15連隊が置かれる。高崎線、両毛線、信越本線、上越線、八高線などが通じる北関東最大の鉄道交通の要地であり、1982年には開業した上越新幹線の停車駅となった。県内有数の工業都市で、日本一のだるまの産地としても知られる。
2位 前橋市 33万人
群馬県南部に位置する同県の県庁所在地。上野(こうずけ)国の国府があった地であるとされ、古くから地域の中心地だった。街道に掛けられた橋の名から「厩橋」と表記され、「まやばし」、「うまやばし」と呼ばれていた。1590年、徳川家康の家臣・平岩親吉が厩橋城に転封され、江戸時代には酒井氏が当地を支配。厩橋藩3万3千石の城下町として整備され、江戸時代後期に地名が「前橋」に改められたとされる。江戸時代より製糸業が盛んで、1870年に日本最初の機械製糸工場も建設された。明治の廃藩置県で群馬県の県庁所在地となり、庁舎は前橋城址に置かれた。長年、県内一の人口を有していたが、2006年、高崎市が榛名町を合併したことで人口が増加したため、県内最大都市の座を高崎市に譲った。
3位 太田市 22万人
群馬県南東部に位置する市。中世は新田氏の地で、江戸時代は新田氏を祀るため徳川家康が建立した「大光院」の門前町、日光例幣使街道の宿場町、および市場町として栄える。1919年に中島飛行機会社が設立されると、第二次大戦にかけ軍需産業都市として発展した。1960年に首都圏開発区域に指定されると、GHQにより解体された中島飛行機を引き継いだ富士重工業(現・スバル)による自動車生産などが増加し、現在では県内トップの製造品出荷額を誇る工業都市へと発展している。
4位 伊勢崎市 21万人
群馬県南東部、利根川の左岸に位置する市。戦国時代まで「赤石郷」と呼ばれていた地で、江戸時代は稲垣氏や酒井氏の城下町、また市場町として賑わった。この地域の年貢は伊勢神宮に献じられており、江戸時代、神宮を祀るため「伊勢宮」が建てられたが、「伊勢宮の前の町」が転じて「伊勢の前(さき)」と呼ばれたことが現地名の由来である。古くより養蚕が盛んで、「伊勢崎銘仙」が有名。高度経済成長期以降は輸送機械の製造が活発となった。養蚕技法「清涼育」を確立した田島弥平の旧宅は、「富岡製糸場と絹産業遺跡群」の一部としてユネスコの世界文化遺産に登録されている。JR両毛線が通じ、また東武伊勢崎線の終着駅でもある。
5位 桐生市 10万人
群馬県東部に位置し、東で栃木県と接する市。2005年、赤城山東南斜面の新里村と黒保根村を、飛び地として編入した。古代より絹の産地として知られ、江戸時代には天領として養蚕織機業が保護され、「桐生絹」の名が全国に知れ渡った。江戸末期にはいち早く工場制手工業(マニュファクチュア)が導入された地で、市内には当時の産業遺産が多く残る。現在、織機業は衰退したが、代わりに自動車部品産業やパチンコ台製造業が台頭した。
6位 渋川市 7万人
群馬県中部に位置し、利根川と吾妻川の合流点を中心市街とする市。榛名山、赤城山などに囲まれる。 2006年、旧・渋川市と伊香保町、小野上村、子持村、赤城村、北橘村が合併して新・渋川市が誕生した。越後へ通じる三国街道の宿場町、市場町として発展。1928年に発電所が建設されてからは工業地帯としても発展した。 3世紀ごろから続くと言われる伊香保温泉が観光地として有名である。
7位 館林市 7万人
群馬県南東部に位置し、北で栃木県と接する市。15世紀ごろ赤井氏によって館林城が築かれ、戦国時代は上杉氏や北条氏などが城を抑えた。館林城はかつて、五代将軍徳川綱吉が城主を努めていた城だが、1683年に城主・徳川徳松の急死により廃城となった。その後、六代将軍家宣の弟・松平清武が入封するも、城再建の費用がかさみ、それに怒った農民による「館林騒動」が発生した。醤油の醸造や製粉、製麺、繊維工業が盛ん。「分福茶釜」の昔話で知られる茂林寺が市内にある。
8位 藤岡市 6万人
群馬県南部に位置し、南で埼玉県と接する市。古くから芦田城の城下町、信濃別路の宿場町、生糸や絹を取り扱う市場町として賑わった。戦後は工業都市化が進み、輸送用機器などを生産している。1884年設立の養蚕業の研究所・教育機関である高山社跡が、「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産として世界遺産に登録されている。
9位 安中(あんなか)市 5万人
群馬県西部に位置し、西で長野県に接する市。かつては「野後(のじり)」と呼ばれていたが、1559年に安中重繁によって「安中城」が作られたことにより、当地も「安中」と呼ばれるようになった。江戸中期より板倉氏3万石の城下町となり、中山道の宿場町、市場町として賑わった。長野県との県境にある碓氷峠は古くより難所として知られる。戦前より亜鉛製錬工場があるが、1971年、排水に含まれるカドミウムが農作物に被害を与えていることが問題化した。
10位 みどり市 5万人
群馬県東部に位置する市。2006年、笠懸町、大間々、東村が合併してみどり市が成立した。市内の大半を足尾山地をはじめとした山々が占める。江戸時代は、足尾銅山(栃木県日光市)の銅を運搬する目的で作られた銅山(あかがね)街道の宿場町として賑わった。1910年には銅山からの鉱石輸送用に足尾鉄道が敷設され、後に国有化。国鉄民営化でJR足尾線となった。しかし1973年の足尾銅山の閉山以降、鉄道輸送も衰退。足尾線は1989年に第三セクター・わたらせ渓谷鐵道に転換された。1946年、日本の考古学史上重要な発見とされる岩宿遺跡(いわじゅくいせき)が発掘された地でもある。
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