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26位 姫路市 (兵庫県) 52万人

兵庫県南西部に位置し、瀬戸内海に面する市。奈良時代には播磨国の国府が置かれていた。姫路城のある姫丘は『播磨国風土記』に「日女道丘(ひめじおか)」の記述がある。14世紀、赤松貞範が姫山に姫路城を築城。1580年に豊臣秀吉が中国地方征伐の拠点として姫路城に3層の天守閣を築いた。江戸時代は西の重要な要地として池田氏、本多氏、松平家、榊原氏と譜代大名が置かれる。城下町が整備され、西国街道の宿場町としても発展した。明治の廃藩置県後、一時姫路県(飾磨県)の県庁所在地となる。1937年に製鉄工場が進出してから重工業都市化が進み、1960年代の大規模な沿岸部の埋め立てにより、一大工業地帯を形成された。姫路城は1993年に世界遺産に登録されている。


27位 宇都宮市 (栃木県) 51万人

栃木県中央部に位置する同県の県庁所在地。4世紀「池辺郷」と呼ばれた当地に、蝦夷平定のためやってきた豊城入彦命(とよきいりひこのみこと)が宇都宮大明神(現・二荒山神社)を創立。11世紀、大明神の別当職に任じられた藤原宗円が「宇都宮氏」と改名したことで、地名として定着した。宗円は大明神の南に宇都宮城を築城し、宇都宮は門前町、城下町として発展した。源頼朝も奥州平定に向かう前、大神宮に奉幣したという。また戦国時代、東国を平定した豊臣秀吉も頼朝に倣って宇都宮城に入り、東国の戦後仕置を指示している。江戸初期に本多氏が入城した後、奥平氏、松平氏、戸田氏など藩主が目まぐるしく交代したが、そのころ整備された日光街道と奥州街道の分岐点となり、宿場町としても栄えた。幕末の戊辰戦争では戦場となり、宇都宮城はじめ市街は甚大な被害を受けている。1982年に東北新幹線が開通し、2023年には新設の路面電車としては1948年の富山地方鉄道伏木線(現・万葉線高岡軌道線)以来となる、「宇都宮ライトレール」が開業予定である。北関東の都市として最大の人口を擁し、その数も戦後より一貫して増加を続けている。市西部の大谷(おおや)で採掘される「大谷石」は、建築資材として内外で名高い。


28位 松山市 (愛媛県) 50万人

愛媛県中部に位置し、瀬戸内海・伊予灘に面する同県の県庁所在地で、四国最大の人口を擁する都市。沖合の忽那(くつな)諸島も市域に含まれる。江戸時代初期、松前(まさき)城主だった加藤嘉明が、関ヶ原合戦の戦功により伊予松山藩に転封され、松山平野の北部に位置する勝山に城を築く。城は「松山城」と称され、城下町が整備された。明治の廃藩置県で県庁所在地となる。戦前まで木綿織物や米、温州みかんを栽培する農業を中心とした町だったが、戦後工場が集中するようになり人口も急増した。神話時代から伝わる道後温泉や奥道後温泉、鹿島温泉など温泉が多く、また四国八十八ヵ所の札所も集中している。


29位 松戸市 (千葉県 ) 49万人

千葉県北西部に位置し、江戸川を挟んで東京都、埼玉県と接する市。古くから水戸街道の宿場町、江戸川の河港として栄え、現在も東京都葛飾区柴又とを繋ぐ江戸川の渡し船「矢切の渡し」は観光資源になっている。1960年代以降、東京のベッドタウンとして人口が急増。二十世紀梨を名産とする梨農園が広がっていたが、高度成長期に大規模な住宅団地が多く造成されたため、農地は減少した。


30位 市川市 (千葉県 ) 49万人

千葉県北西部に位置し、西で江戸川をはさんで東京都江戸川区に接する市。江戸川に臨む国府台(こうのだい)には奈良時代、その名の通り下総国の国府が置かれていた。戦国時代、下総国の玄関口として国府台城が築かれ多くの合戦の舞台となった後、江戸を見下ろす立地がふさわしくないことなどから徳川家康によって廃城とされた。明治時代は都心からのアクセスの良さから国府台に陸軍の軍事施設が置かれ、軍都となる。同じく明治以降、東京下町の商人や政治家などの別荘地となり、永井荷風、幸田露伴、北原白秋、東山魁夷ら文化人も多く住んだ。東京湾沿岸地区は戦後埋め立てが進み、京葉工業地帯の一部となっている。通勤者の約半数が都内へ通う、東京のベッドタウンとして人口は増加を続けている。


31位 東大阪市 (大阪府) 48万人

大阪府のほぼ中央部に位置する、大阪市に隣接する市。古代は物部氏が本拠地を置き、平安時代、熊野や高野山へ通じる高野街道が通った。市西部はもともと海だったが、それが海から切り離されて湖になり、そこに旧大和川上流から流れてきた堆積物が積み重なって湿地帯となった。18世紀、大阪商人によって湿地帯が新田として開発された。市東部は生駒山山麓で豊かな自然が広がる。大正時代に近鉄奈良線や大阪線が、戦後には中央環状線や大阪環状線が開通したことにより、大阪市の中小・零細企業がこぞって東大阪に移転し、日本有数の中小企業集積地となった。1950年代からは大阪市のベッドタウンとして人口が急増した。


32位 西宮市 (兵庫県 ) 48万人

兵庫県南東部、大阪湾に臨む市。中心市街の西宮はえびす神社の総本山・西宮神社の門前町として知られ、西国街道と中国街道の交点にある宿場町として発展した。大正期以降、大阪と神戸の二大都市の間に位置することから、香櫨(こうろ)園、甲子園、苦楽園、甲陽園といった高級住宅街が多く作られた。市内には1924年開場の阪神甲子園球場がある。また2008年、西宮球場の跡地に当時西日本最大級のショッピングモール・西宮ガーデンズがオープンし、西宮の住宅地としての人気がさらに高まった。室町時代から続く、日本を代表する酒所でもある。


33位 大分市 (大分県) 47万人

大分県中東部に位置し、別府湾を望む同県の県庁所在地。九州第5位の人口を擁し、県内人口の4割強が大分市に居住している。古代、豊後国の国府が置かれ、鎌倉時代以降、大友氏の根拠地となった。特に戦国時代、21代大友義鎮(宗麟)の代に全盛期を迎えて九州北部の中心地となり、明との朱印船貿易やポルトガルとの南蛮貿易で栄えた。西洋医学を導入し、キリスト教保護にも力を入れるなど、異国情緒漂う文化・経済の中心地となったが、大友氏が改易された江戸時代以降、豊後は小藩が林立するようになり、大分も2万石ほどの府内藩の小さな城下町として幕末を迎えた。明治期には大分県の県庁所在地となるも、戦後まで人口10万ほどの小都市だった。本格的に発展するのは高度成長期に入ってからで、1964年に「新産業都市」に指定されると新日鉄などの工場が建設され、市は急速な発展を遂げた。人口は現在も増加を続けている。


34位 倉敷市 (岡山県) 47万人

岡山県南部に位置する市。現市中心部はかつて海だったが、干拓、埋め立て、町の中心を流れる高梁(たかはし)川の堆積物などにより次第に陸地化。江戸時代は幕府の代官所が置かれ、周辺で採れる米や綿花の集散地となった。倉敷川両岸にそれらを保存するための蔵が立ち並ぶようになったことが現地名の由来であり、倉敷川両岸は「倉敷美観地区」として国の伝統的建造物群保存地区に指定されている。明治に入り、1881年に岡山紡績所、1888年に倉敷紡績所(現・クラボウ)、1926年に倉敷絹織(現・クラレ)が作られ繊維産業の中心地となった。戦後は沿岸部の水島に石油コンビナートを中心とした水島工業地域が形成され、西日本有数の工業都市に発展した。1988年には倉敷市と香川県坂出市との間に瀬戸大橋が完成。人口は戦後より一貫して増加傾向が続いている。


35位 金沢市 (石川県) 46万人

石川県中央部に位置し、北で日本海、東で富山県に接する、石川県の県庁所在地。「金沢」という名は、当地で伝わる「砂金が出る金洗いの沢(金城霊澤)」の寓話に基づく。室町時代末期に、加賀一向一揆の拠点であった本願寺派の寺院・尾山御坊とその周辺に作られた寺内町が町の起源である。織田信長に攻め落とされた尾山御坊跡は金沢城となり、1583年に前田利家が入城した。江戸時代は加賀百万石の城下町として、江戸、大阪、京に次ぐ都市として繁栄。五代藩主・前田綱紀の代に日本三名園の一つ・兼六園の前身である蓮池庭(れんちてい)が作庭された。多くの学者の招聘され、新井白石が「天下の書府」と称するほど、書物の収集保存も盛んに行われた。加賀友禅、漆器、九谷焼などの工芸品も名高い。明治期以降、太平洋側に産業の中心が移ると金沢の地位も低下したが、第二次大戦では米軍による空爆をほとんど受けなかったため、現在も江戸時代の町並が多く残る。2015年には金沢まで北陸新幹線が延伸し、交通の便が向上した。


36位 尼崎市 (兵庫県) 45万人

兵庫県南東端に位置し、大阪湾に臨み、東で大阪市に接する市。市街地の1/3は海抜0メートル地帯にある。中心市街は江戸初期に築城された尼崎城の城下町であったが、明治期の廃城令で城は消失した(2018年に天守閣を再建)。大阪市中心部に近く、工業用水に恵まれたことから明治期以降工業地帯として発展したが、用水の組み上げによる地盤沈下と大気汚染が問題となっている。東海道本線、山陽本線、福知山線、阪急電鉄、阪神電鉄、名神高速が通じるなど交通の便が良く、兵庫県の自治体では最も人口密度が高い。しかし産業構造の変化などで1970年代以降、人口は減少傾向が続いている。


37位 福山市 (広島県) 45万人

広島県南東に位置し、瀬戸内海に臨み、東で岡山県に接する市。県庁所在地の広島市から100km以上離れている。古くからの歴史があり、全国有数の古墳集積地として知られる。また瀬戸内海に面する鞆の浦(とものうら)も万葉集にも詠まれる名勝地である。現・中心市街はかつてほとんどが干潟や海であったが、江戸時代に水野氏が一帯を干拓し福山城を築城。城下町が形成された。1966年に世界最大規模の日本鋼管・福山製鉄所が建設されて以来、粗鋼生産量が日本一の工業都市である。1975年に山陽新幹線が開通した。


38位 藤沢市 (神奈川県) 44万人

神奈川県南部に位置し、太平洋に臨む湘南地域の中心都市。室町時代、遊行寺前に門前町が形成され、江戸時代にはそこに東海道の藤沢宿が置かれた。県北から三浦半島に至る道との交点でもあり、交通の要衝として栄える。1887年、東海道本線の藤沢駅が宿場町からやや南に離れた地点に敷かれたことにより、一時旧市街は衰退。しかし、1929年に市を南北を貫く小田急江ノ島線が開通し、旧市街と藤沢駅、沿岸部が通じると、海沿いの鵠沼、片瀬・江ノ島、辻堂海岸で保養地、住宅地の開発が進み、芥川龍之介、武者小路実篤、岸田劉生らをはじめ、多くの文化人や政治家が別荘を構えるようになった。戦後は横浜・東京のベッドタウンとして発展。藤沢駅周辺は一時空洞化現象で衰退したが、現在は再開発事業が進められている。


39位 町田市 (東京都) 43万人

東京都の最南端、神奈川県に突き出すように位置する市。鎌倉幕府が開かれると鎌倉から街道が作られ、鶴川街道との交点となった本町田が栄えた。江戸中期以降、八王子方面から送られてくる生糸と繭を取り扱う市場町として賑わう。横浜開港後は、横浜と八王子を結ぶ町田街道を通じて、生糸貿易がさらに盛んになった。明治初期、市域は武蔵知県事下と韮山県に分割所属したがすぐに神奈川県に入り、1893年、周辺の村が合併し東京府に移管された。1927年、小田急小田原線・新町田駅(現・町田駅)が開業すると、本町田から両駅のある原町田周辺に町の中心が移動。戦後宅地化が急速に進み、1960年代より市北西部にまたがって多摩ニュータウンの造成が始まった。都心から移転したものも含め、大学の多い学園都市でもある。


40位 柏市 (千葉県) 43万人

千葉県北西部に位置し、利根川を挟んで茨城県と接する市。江戸時代は水戸街道の小金宿と我孫子宿に挟まれた小村だったが、1896年に日本鉄道(現・JR常磐線)柏駅が開業し、1923年に船橋から北総鉄道(現・東武野田線)が開通して乗換駅となると、町はにわかに発展を始めた。戦前は柏飛行場が作られ軍都となる。1954年、柏町含む2町2村が合併して「東葛市」として市制に移行するも、同年すぐに「柏市」と改称した。都市が大きく発展するのは1970年代に入ってからで、このころ柏駅前に日本初のペデストリアンデッキが完成した。2005年のつくばエクスプレス開業後は、新設の柏の葉キャンパス駅周辺で学術都市、スマートシティとしての開発が進んでいる。


41位 豊田市 (愛知県) 41万人

愛知県北部に位置し、岐阜県と長野県に接する市。読みは「とよた」。江戸時代は挙母(ころも)内藤氏の城下町であり、矢作川の水上交通の要衝として栄えた。明治より製糸業が営まれていたが、1937年にトヨタ自動車が創業して以来大きく発展した。1951年の市制移行当時は挙母市と呼ばれていたが、1959年にトヨタ自動車にちなみ市名も「豊田市」に変更。トヨタ自動車の本社所在地は町名も「トヨタ町」と変更されている。トヨタの企業城下町であり、工業出荷額も名古屋をしのいで県内トップで、労働者の約4割が製造業に従事している。香嵐渓や勘八峡、足助の古い町並みなど観光名所も多い。


42位 高松市 (香川県) 41万人

香川県中部に位置し、瀬戸内海に面する同県の県庁所在地。愛媛県松山市に次いで四国第二の人口を擁する。沖合の男木島(おぎじま)、女木島(めぎじま)も市域に含む。1588年、讃岐国領主・生駒親正が「野原」と呼ばれる港町だった当地に、海城の高松城(明治に廃城、元・玉藻公園)を築城。江戸時代には松平頼重が入封し、高松藩12万石の城下町として栄えた。明治期は当初愛媛県などに属していたが、1888年に愛媛県から分離独立した香川県の県庁所在地となった。1910年、岡山県玉野市宇野駅と高松駅との間に、国鉄(後のJR四国)の宇高連絡船が開通。高松港にある高松駅から予讃線、土讃線、高徳線を通じて四国他県へ鉄道網が形成され、高松は四国の玄関口として発展した。1988年の瀬戸大橋完成により、1990年に連絡船は廃線。港にあった貨物駅も廃止され、2001年に跡地が複合施設「サンポート高松」としてオープンした。サンポート高松の一部である高松シンボルタワーは四国一の高さ(151m)を誇っている。市街中心部には全蓋式アーケードとしては日本一の総延長(2.7km)を誇る高松中央商店街があり、その一部の丸亀町商店街における大規模な再開発が注目を集めている。


43位 富山市 (富山県) 40万人

富山県の中央部に位置し、富山湾に面し、南で岐阜県、東で長野県と接する市で、同県の県庁所在地。1532年、水越勝重が富山城を築城したと伝わる。1579年、織田信長に転封を命じられた佐々成政が城を改築。しかし本能寺の変の後、成政は豊臣秀吉と敵対したため富山城を追われ、替わりに城は加賀藩藩主・前田利長の隠居城となった。1609年に城は焼失するも、利長の孫・利次が現・富山市を含むあたり一帯を分封され、富山藩10万石が成立。利次は城下町を整備し、二代目藩主・正甫(まさとし)は製薬を興こして「越中富山の薬売」を藩の主産業とした。また江戸時代は北前船の停泊地としても栄える。明治維新後の1883年、石川県から分離独立して成立した富山県の県庁所在地となったが、第二次大戦末期の空襲で市街のほとんどを焼失。戦後、焼け野原から工業都市として復興を遂げた。2015年に北陸新幹線が金沢まで延伸し、富山駅が新幹線停車駅となる。2014年、米・ロックフェラー財団による「100のレジリエント・シティ」の一つに選定されるなど、コンパクトシティ戦略による先進的なまちづくりが近年注目を集めている。


44位 豊中市 (大阪府) 40万人

大阪府中北部に位置する、大阪市に接する都市。もともとは能勢街道沿いの小村だったが、1910年に箕面有馬電気軌道(現・阪急宝塚線)が開通すると住宅地化が進んだ。戦後も大阪のベッドタウンとして発展し、1962年には千里ニュータウンが作られると1980年にかけて人口は倍増した。大阪国際空港(伊丹空港)の一部が当市の領域に及んでいる。


45位 長崎市 (長崎県) 39万人

長崎県南部に位置し、西彼杵(にしそのぎ)半島と長崎半島を占める港湾都市。長崎県の県庁所在地。江戸時代は中国風に「崎陽」とも呼ばれた。南東で橘湾、南西で長崎湾、北で大村湾に面し、池島、香焼島、伊王島ら島しょ部も多く市域に含まれる。細長い湾状の港を有し、町は山がちである。1571年にポルトガル船が来航して以来、国際貿易港として発展。江戸時代以降も市内の出島が鎖国政策下唯一の開港地となり、オランダ東インド会社と交易した。日米修好通商条約でも開港場となる。大浦天主堂、グラバー園、浦上天主堂など幕末から明治期にかけての洋風建築も多く残っている。幕末に始まった造船業は明治以降三菱財閥に引き継がれたほか、採炭、漁業、養殖なども栄え、1920年ごろには九州最大の都市となった。1945年8月9日、米軍により原子爆弾が投下され、市内の2分の1が消失。15万人が死傷した。戦後も造船業で栄えるが、産業の転換とともに人口も1980年代より減少傾向が続いている。2022年に佐賀県・武雄温泉駅と長崎駅とを結ぶ西九州新幹線が開業する予定である。


46位 宮崎市 (宮崎県) 39万人

宮崎県中部に位置する、同県の県庁所在地。町の中心を大淀川が流れる。16世紀、太田七郎左衛門忠延が大淀川南側に町を開き、大坂、江戸との貿易で賑わう。しかし中心部を除きほとんどの地域が農村地帯で、本格的に発展するのは明治に入ってからであった。初期の廃藩置県では大淀川を境に北の美々津県、南の都城県に分かれる。1873年に両県が合併し旧・宮崎県が誕生したため中心地にあたる宮崎郡上別府村(現・宮崎市域)が県庁所在地となるも、1876年に宮崎県が鹿児島県に合併されると上別府村は鹿児島県の支庁となった。しかし1883年に新・宮崎県が分離独立を達成し上別府村に再び県庁が移されると、町の発展が始まった。第二次大戦では空襲を受けたが、宮崎県随一の商業都市として、戦後より2010年まで一貫して人口が増え続けた。1993年に世界最大級の室内プールを持つ宮崎シーガイア(現・フェニックス・シーガイア・リゾート)がオープン。市南東部海岸付近にある周囲860mの小島・青島ほか観光地も多い。


47位 岐阜市 (岐阜県) 39万人

岐阜県南部、濃尾平野北端に位置する岐阜県の県庁所在地。北部は山地が広がる。13世紀、当地は「井ノ口」と呼ばれ、二階堂行政が長良川左岸の金華山に城を構えた。16世紀、斎藤道三が城を修復して城下町を発展させたが、後に織田信長が入城して「岐阜」と改称。信長は商人を集めて、岐阜を商業都市として発展させた。中心市街の南の加納地区は加納藩の城下町、中山道の宿場町として栄える。第二次大戦前は繊維工場が誘致され、戦後は岐阜駅前に繊維問屋が集まるなど服飾産業が盛んな地として知られる。現在は名古屋市のベッドタウンとしての側面も持つ。市内を流れる長良川での鵜飼いが有名。


48位 枚方市 (大阪府) 39万人

大阪市と京都市の中間に位置する、大阪府北部の市。市の北西部を淀川が走り、東部は生駒山地の山麓である。古事記にも「白肩津」と書かれる、京と難波を結ぶ古くからの交通の要衝だった。17世紀、豊臣秀吉が作った京街道の宿場町として栄え、淀川の河港も繁栄した。1898年に関西鉄道(現・JR片町線)、1910年に京阪電鉄が開通すると大阪のベッドタウンとなった。1950年代、戦前の陸軍造兵廠跡地に香里ニュータウンが作られ、人口は1980年代にかけて7倍ほどに急増した。


49位 吹田市 (大阪府) 39万人

大阪府北部に位置し、大阪市に接する市。古くから神崎川の河港として栄え、また伊丹街道と亀岡街道の合流点であるなど、水陸交通の中心地であった。19世紀末、東海道本線吹田駅が完成し、大阪麦酒会社(現・アサヒビール)が創業されたのを皮切りに工業地域が広がった。1962年に千里ニュータウンが作られ、1970年、その東隣で大阪万国博覧会が開催された。万博開催に伴い、鉄道や高速道などのインフラが整備されている。


50位 岡崎市 (愛知県) 38万人

愛知県のほぼ中央に位置する市。徳川家康生誕の地。15世紀築城の岡崎城の城下町として栄え、江戸時代は東海道の宿場町、矢作川の河港として発展した。東海道本線、名鉄、東名高速が乗り入れたことで人口が増加し、現在では名古屋や隣の豊田市のベッドタウンとしての性格が強い。


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