スリランカの都市・人口ランキングTOP10

スリランカの都市の人口ランキングです。


スリランカ民主社会主義共和国 人口 : 2215万人 (2020年)


1位 コロンボ 56万人

by Phil Whitehouse

スリランカ南西部に位置する港湾都市。地名には複数の意味があり、シンハラ語で「マンゴーの樹の茂る海岸」、シンハラ古語で「海港」、ポルトガル語でコロンブスを意味している。2000年前より、ローマやアラブ、中国との交易があったが、8世紀にアラブ商人が商業港を作ったのが町の始まりであり、宝石や香辛料の取引で栄えた。15世紀にはシンハラ王国の王都となる。16世紀にポルトガル人が到来し、17世紀はオランダ、18世紀末にはイギリスに支配された。葡・蘭・英時代を通じて植民地セイロンの政庁所在地となり、特に英領時代に政治経済の中心地として発展した。1948年に「セイロン」として独立(1972年に共和制の「スリランカ」に改称)後はその首都。1985年、コロンボ郊外のスリ・ジャヤワルダナプラ・コッテへ首都が遷されたが、一部首都機能はコロンボに残り、実質の首都機能を保持している。国内最大の貿易港を持ち、内戦が終結した2009年以降、インフラの整備が急速に進められている。


2位 カドゥウェラ 25万人

by Tripadvisor

スリランカ最大都市コロンボの東の郊外約16kmに位置する都市。また南西で首都スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテに接する。この地にはシンハラで伝わる女神パティーニを祀った寺院が2000年以上前より所在したと考えられており、地名も女神の水切りの儀式で使われる”Kadu(剣)”と、神殿を意味する”Devola”が組み合わされたものだとされる。近年、コロンボのベッドタウンとして急速に都市化が進んでいる。


3位 マハラガマ 19万人

by Sheviii 1234

スリランカ南西部、コロンボ南東13kmの郊外に位置する都市。1958年に自治体として設立され、1980年代以降、コロンボの衛星都市として発展した。


4位 ケスベワ 18万人

スリランカ南西部、コロンボの南約20kmに位置する、コロンボ郊外を構成する衛星都市の一つ。3つの主要道路が走るなど交通の便がよく、ベッドタウンとして人口が増えている。


5位 デヒワラ・マウントラビニア 18万人

by Honeplus

スリランカ南西部、コロンボの南約10キロメートに位置する都市。英国の植民地時代にコロンボに近い海岸リゾートとして開発された。近年はコロンボのベッドタウンとしても発展している。市内にはアジア最大級の動物園であるデヒワラ動物園がある。


6位 モラトゥワ 16万人

by Tripadvisor

スリランカ南西部、インド洋に面し、コロンボ南約16kmに位置する都市。英国領時代にココナッツのプランテーションが拡大。漁業、家具生産なども盛んだった。現在では工業都市として発展し、スリランカ唯一の工業大学も所在する。


7位 ネゴンボ 14万人

by tarosys

スリランカ西部、コロンボの北約30kmに位置する都市。インド洋に面するラグーンを望む港湾都市である。17世紀のオランダ統治時代に作られた運河を中心に町が発展。市南郊に1957年までイギリス空軍基地として使用されていたカトナヤケ国際空港がある。2019年のイスラム過激派によるスリランカ連続テロ事件では、市内の3つの教会でほぼ同時刻に爆発が起こり、多数の死傷者が出た。


8位 スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ 10万人

by Honeplus

スリランカ南西部、コロンボ南東方約8kmに位置する同国の首都。15世紀、シンハラ王国(コーッテ王国)の王都。16世紀以降、ポルトガル、オランダ、イギリスに支配され、「コッテ」と呼ばれていた。20世紀以降、首都コロンボのベッドタウンであったが、1977年、コロンボから首都機能をコッテへ移転することが決定。1983年、人工のディヤワナ湖内中央に国会議事堂が完成し、1985年に遷都された。都市名は首都移転を決めたジャヤワルダナ大統領の名が、シンハラ語で「勝利をもたらす」の意であったことなどに因み、「スリ(聖なる)・ジャヤワルダナ(勝利をもたらす)プラ(都市)・コッテ(町の旧名)」と改称された。国会以外の首都機能の移転は進んでいなかったが、2009年の内戦終結後、省庁等の移転が進められている。


9位 カルムナイ 9万人

by Sajeevclub

スリランカの南東部に位置し、ベンガル湾を望む、スリランカ島東海岸最大の都市。17世紀、ポルトガルの侵攻によりコロンボを追われたムスリムが、カルムナイのシンハラ王の農場に逃げ込んだという歴史的経緯により、現在もムスリムが住民の多数派を占めるスリランカ唯一の都市となっている。2004年のスマトラ島沖地震による大津波によって、甚大な被害を被った。


10位 キャンディ 9万人

by Z thomas

スリランカ中部、標高500-900メートルほどの高地に位置する都市。シンハラ語で山を意味する「カンダ」と呼ばれていたものが、ヨーロッパ人によって訛って「キャンディ」と伝えられたことが地名の由来。現地の人々はシンハラ語で「大都市」を意味する「マハー・ヌワラ」とも呼ぶ。1815年にイギリスに占領されるまで、15世紀に成立したシンハラ王国最後の王朝の首都として栄えた。人工湖のキャンディ湖を中心に町が広がり、釈尊の歯を納める湖畔のダラダ・マリガワ寺は「仏歯寺」とも称される。仏歯は王位継承の象徴でもあり、仏歯を祀る「ペラヘラ祭り」が毎夏行われる。シンハラ朝の旧王宮建築群や仏歯寺などを含む町全体が「聖地キャンディ」として世界遺産に登録されている。


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