タイの都市・人口ランキングTOP10

タイの都市の人口ランキングです。


タイ王国 人口 : 6886万人


1位 バンコク 567万人

タイ中南部に位置する同王国の首都。1782年にラーマ1世が、それまでの首都トンブリーからチャオプラヤー川対岸の当地に首都を移したことに始まる。王宮の周囲には運河が掘られ、ラッタナーコーシン島と呼ばれる人工の島が作られた。この島の中には王に許された者のみ住むことが出来た。建国当初は島内のみがバンコクの中心として機能していたが、タイの経済発展と共に市街地は東へ延びていく。1972年には、市域拡大が進みバンコク市政府の負担になっていたノンタブリー県、サムットプラーカーン県、パトゥムターニー県が分離。一方で1975年にはかつての首都だったトンブリー県がバンコクに吸収されている。「バンコク」は主に外国人が使う俗称で、儀式的正式名称は「イン神(インドラ、帝釈天)がウィッサヌカム神(ヴィシュヴァカルマン神)に命じてお作りになった、神が権化としてお住みになる、多くの大宮殿を持ち、九宝のように楽しい王の都、最高・偉大な地、イン神の戦争のない平和な、イン神の不滅の宝石のような、偉大な天使の都」と大変長く、タイ国民は冒頭の部分だけを抜き出して「クルンテープマハナコーン」もしくは「クルンテープ」と呼ぶことが多い。


2位 ノンタブリー 25万人

タイ中部、バンコク中心部から北に位置するバンコク首都圏の一部。ノンタブリーとは「歓びの街」の意。市内はチャオプラヤ川が走るゼロメートル地帯であり、ほとんどがバンコクの拡大に伴うスプロール化した住宅地域である。5つの地区(タンボン・行政区)をカバーしている。


3位 パックレット 18万人

バンコクの中心部から北、ノンタブリーのさらに北に位置する、バンコク首都圏のノンタブリー県に属する都市。アユタヤ王国時代の18世紀ごろから居住が確認されている。18世紀はじめ、市中心の西側を流れる曲がりくねったチャオプラヤー川にバイパスを通したため、バイパスによって切り離された川に囲まれた部分がクレット島(ノンタブリー県)となった。20世紀後半、バンコクが急速に拡大した際には田園地帯が住宅地に転用された。1996年から2000年にかけて町、続いて市に昇格。


4位 ハートヤイ 15万人

タイ南部、マレーシアの国境近くに位置する都市。元々は「ホックサメットチュン」と呼ばれる数個の民家しかない小村だったが、20世紀初頭、中国客家人の実業家・謝枢泗(しゃ・すうし)の投資によって鉄道がタイ南部の当地まで敷設され「ハートヤイ」という駅名が付けられると、集落は成長を始めた。現在ではタイ南部の物流拠点として「小バンコク」と呼ばれる。ハートヤイはしばしばタイからの分離独立を目指すイスラム過激派・パッタニ統一解放機構などのテロの標的となっており、治安が良いとは言えない。


5位 チャオプラヤ・スラサック 13万人

バンコク南部、タイランド湾に面する都市。当地はアユタヤ時代から有力な地方都市の一つであったが、1967年に行政区として設立され、2013年に市に昇格した。都市名はタイの将軍チャオプラヤスラサクモントリにちなむ。現在ではチョンブリー県の経済の中心。


6位 スラートターニー 13万人

タイ南部、マレーシアとの国境にほど近い都市。この都市は「高地の村」を意味する「バンドン」と呼ばれていたが、仏教が盛んな地であったため、20世紀初めラーマ6世によって「善人の都市」という意の名前が​​付けられた。一方ローマカトリック教会もあり、キリスト教徒も多く住んでいる。タイランド湾に面する港を持つタイ南部経済の中心地の一つ。サムイ島やタオ島は観光地としても有名。2007年に市に昇格。


7位 ウドーンターニー 13万人

タイ北部、ラオスとの国境にほど近い都市。都市名はサンスクリット語で「北の町」の意味。市の近くには紀元前3000年ごろの東南アジア最古の遺跡・バーンチエン遺跡があり、古くから文明があったことがわかる。ベトナム戦争時はアメリカの軍事基地が作られ、その名残で現在もバー、コーヒーショップ、ホテルなどが多く立ち並ぶ。ラオス、ベトナム北部、中国南部への玄関口でもあり、国際的な雰囲気を持つ都市である。


8位 チエンマイ 12万人

タイ北部、ミャンマー近くに位置する都市。北方の元の侵略から防ぐことと、(下流でチャオプラヤ川に繋がり)タイランド湾に通じるピン川沿いにあり、中国との交易に有利なことから13世紀、ランナータイ王国の首都として都市が作られた。都市名は「新しい街」という意。16世紀から征服したビルマのタウングー王朝でも首都として栄える。18世紀、ビルマの衰退によりチェンマイも衰退したが、ビルマを一掃したチャクリー王朝(タイの現王朝)がチェンマイを再興した。現在も碁盤の目状の旧市街の城壁は中心地にわずかに残り、その外側に新市街が形成されている。タイ有数の観光地としても有名。


9位 ナコーンラーチャシーマー 12万人

タイ中部、バンコクの北東に位置するイサーン地方(タイ北東部)の中心都市。「コラート」とも呼ばれる。コラート高原の西端のかつてのラオスとシャムの領土の境界に位置し、付近にはクメール時代の遺跡も多い。17世紀、アユタヤ王朝の北東辺境の拠点として発展。タイ王朝の絶対王政を終わらせた1932年の立憲革命時には、バンコクの新政府に対する反対派の拠点となり、1981年のクーデター未遂の際は政府と王室の避難場所となった。ベトナム戦争中は、タイ軍、米軍、ニュージーランド軍の基地となる。現在もタイ北東部地域の重要な政治経済の中心地である。


10位 バンプー 11万人

バンコクの近郊、タイランド湾に面するサムットプラーカーン県に属する都市。バンコクの成長に伴い、当地も人口が急増した。バンコク市民のための保養地、バンプー保養地があることで知られる。


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