埼玉県の都市・人口ランキングTOP10

埼玉県の都市の人口ランキングです。


埼玉県 人口 : 737万人 (2019年)

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1位 さいたま市 130万人

さいたま

埼玉県南東部に位置する同県の県庁所在地。荒川や綾瀬川の沖積地に広がるため、市全域にわたり標高が低い。戦前から幾度となく持ち上がっていた合併計画が結実し、2001年に浦和市と大宮市、与野市が合併して「さいたま市」が成立した(2005年には岩槻市も加わる)。2003年に政令指定都市に指定され、現在10区が置かれている。市役所は県庁所在地だった旧浦和市の一部である浦和区にある。旧浦和市や旧大宮市は旧中山道の宿場町として、(浦和と大宮に挟まれた)旧与野市は室町時代からの市場町として発展した街で、旧三市はJR東北本線沿いに南北に並ぶ街として生活圏が一体化していた。東の旧岩槻市は岩槻城の城下町としての歴史を持つ。三市合併前の2000年、大宮操車場跡に「さいたま新都心」が完成。さいたまスーパーアリーナやオフィスビルなどが作られた他、国の官公庁の出先機関も多く進出している。東京都心から20kmほどに位置する東京のベッドタウンであり、人口は一貫して増加を続けている。東北新幹線、上越新幹線、JR東北本線、宇都宮線、高崎線、川越線、埼京線、武蔵野線、京浜東北線、東武野田線、埼玉高速鉄道、埼玉新都市交通ニューシャトルと数多くの鉄道が乗り入れ、多くの路線の分岐点となる大宮は鉄道の街として有名である。


2位 川口市 60万人

埼玉県南東部に位置し、東京都北区に接する市。江戸時代は日光御成道の宿場町。農閑期を利用した鋳物業が盛んで、荒川や芝川を通じて消費地である江戸に輸送していた。明治期の富国強兵政策によって工業都市として発展し、鋳物業もますます栄えた。1933年に周辺三村が合併して川口市が誕生。鉄の溶解炉の煙突にちなんで映画のタイトルともなった「キューポラのある街」として有名だったが、1970年代のオイルショック以降、川口駅周辺の鋳物工場は移転や廃業を余儀なくされた。一方、東京に近いことからベッドタウンとして発展し、現在では駅ビルや多くのマンションが立ち並ぶ。地価が安いことから出稼ぎの外国人労働者も多く、また西川口駅周辺は2000年代に入り性風俗業が密集していた時期もあったものの近年は廃れ、現在はその跡地に一大中華街が形成されている。JR京浜東北線、武蔵野線、埼玉高速鉄道線が乗り入れている。


3位 川越市 35万人

埼玉県中南部に位置する市。武蔵野台地北端に位置し、荒川と入間川が市内で合流する。平安時代は河越氏の地であり、15世紀、太田道灌により河越城が築城された。江戸幕府の北の要地として重視され、城主に松平信綱や柳沢吉保など譜代大名が配された。川越藩の城下町として川越街道や水路によって江戸と結ばれ、「小江戸」と呼ばれる関東随一の繁栄を見せた。廃藩置県後は入間県などの県庁所在地となり、1922年には県内で最初に市制に移行。戦後、急速にベッドタウンとしての開発が進んだ。川越商人らによって設立された川越鉄道は現在の西武鉄道のルーツの一つである。川越一番街は江戸の町並みを残す観光地として年間700万人ほどの観光客を集める。


4位 所沢市 34万人

埼玉県南部、東京都(東村山市、東大和市、清瀬市)に接する市。武蔵野台地に位置し、南西部には狭山丘陵が広がる。古くは「野老沢(ところざわ)」と書いた。平安時代末期、武蔵七党の一派、村山党が定着。鎌倉時代には鎌倉街道の上道、堀兼道、羽根倉道の交点となり栄えた。そのため多くの合戦の地となり、特に新田義貞が北条軍を破った小手指の戦いは有名。江戸時代に三富(さんとめ)新田が開発される。1910年には日本初の飛行場である所沢陸軍飛行場が作られ、戦後は米軍基地となった。1971年、基地の6割ほどが日本に返還され、跡地が所沢航空記念公園などになったが、残りの土地は現在も米軍が使用している。南西部に狭山湖、多摩湖などの景勝地があり、狭山湖東部では西武園ゆうえんちや西武球場(現メットライフドーム)など、西武グループによる開発が行われている。


5位 越谷市 34万人

埼玉県南東部に位置する市。古利根川、元荒川、中川、綾瀬川、古利根川、新方川、逆川など多くの川が流れ、中心地の越谷は元荒川の自然堤防の上にできた市街である。江戸時代は奥州街道、日光街道の宿場街として栄え、また水郷の米どころとして有名であった。明治以降も田園地帯であったが1960年代、東武伊勢崎線に営団地下鉄日比谷線が直通するとベッドタウンとして急速に発展。1970年代には東西を貫くJR武蔵野線も開通し、県庁所在地だった浦和市との交通が改善した。2000年代には都内から半蔵門線も直通している。都市化とそれに伴う田園の消滅により、中川、綾瀬川、元荒川の治水機能が低下していたため、1990年代半ばより調整池を造成し周辺にニュータウン(越谷レイクタウン)を建設。2008年には地区内に日本最大のショッピングモール、イオンレイクタウンが開業した。


6位 草加市 24万人

埼玉県南東部に位置し、南で東京都足立区と接する市。古くから穀倉地帯であり、名物の「草加せんべい」も豊富なくず米を使用している。江戸時代は奥州街道の宿場町として栄えた。1963年、当時東洋最大と言われた松原団地が完成。1966年に営団地下鉄日比谷線が市内を走る東武伊勢崎線に直通したことにより、人口が急増した。東京のベッドタウンとして、1970年代にかけて4倍ほどの人口増加を記録した。


7位 春日部市 23万人

埼玉県東部に位置し、東で千葉県野田市に接する市。戦前まで「粕壁」と表記され、現在も地名に残る。中世まで春日部市一帯は下総国葛飾郡に属し、江戸時代は日光街道の宿場町として栄えた。1899年に東武伊勢崎線、1929年に総武鉄道(現:東武野田線)が開通し交点となったことで、交通の要地として発展。1954年、周辺自治体を併合して春日部市が成立した。1960年代より住宅団地や工業団地が形成され、さらに営団地下鉄日比谷線が直通したことで人口は1960年代から80年代にかけて4倍ほど増加したが、2000年ごろをピークに人口は減少傾向が続いている。


8位 上尾市 22万人

埼玉県東部にある市。江戸時代、中心市街地の上尾は中山道の宿場町として発展。荒川に接する西部の平方にも船着き場があり、こちらも水運交通の地として栄えていた。1883年に日本鉄道(現・JR高崎線)が開通したことにより、上尾駅周辺が発展を始めた。戦後、住宅団地、工業団地が建設されると、周辺市と同じく東京の衛星都市として人口が急激に増加した。1983年には市東部に、大宮から埼玉新都市交通ニューシャトル(自動運転のゴム輪電車)が開通。人口は今も増加傾向が続いている。


9位 熊谷(くまがや)市 19万人

埼玉県北部に位置する市。利根川を挟んで北で群馬県太田市などと接し、南の中心市街近くに荒川が流れる。湧泉が多い古くから開発された地で、中世には熊谷(くまがい)直美の拠点となった。当地の名は熊谷氏に由来するものであるが、読みは後に現在の「くまがや」に改められた。江戸時代は中山道の熊谷宿や、秩父札所巡りの分岐点、荒川の水運拠点として栄える。1883年に日本鉄道(現・JR高崎線)が上野から熊谷まで開通し、1901年には埼玉を東西に走る秩父鉄道も開通。埼玉の北の中心地として、1933年には川越市についで県内2番目に市制に移行した。第二次大戦終戦前夜(8月14日)から翌日未明にかけて、市内の4分の3を消失する熊谷空襲を受けている。1982年には上越新幹線も開通するなど、鉄道交通の要地である。「暑い町」として有名で、2018年7月23日には国内観測史上最高気温の41.1℃を記録している。


10位 新座市 16万人

埼玉県南部に位置し、南で東京都練馬区や西東京市と接する。9世紀、奈良朝廷が朝鮮半島・新羅の僧などをこの地に住まわせ「新羅郡」と呼び、平安時代にこれを「新座(にいくら)郡」と改称したのが市名の由来。大和田地区は江戸時代、川越街道の宿場町として栄える。1955年、周辺自治体が合併し新座町となり、1970年に市制に移行した。南端を走る西武池袋線の駅は市内に置かれず、北端の東武東上線・志木駅も住所は新座市であるものの、駅名は隣の志木町(現志木市)に因むものだった。しかし1973年に北部にJR武蔵野線が通り、初めて市名を冠する鉄道駅(新座駅)が設置された。東京に近いため1960年代以降宅地化が進み、1960年に2万人弱だった人口は現在8倍ほどに増えている。


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