中国の都市・人口ランキングTOP50

関連 : 世界の都市人口ランキングBEST100世界都市圏別・人口密度ランキングBEST25 / 日本の都市・人口ランキングTOP150アメリカの都市・人口ランキングTOP25イギリスの都市・人口ランキングTOP10フランスの都市・人口ランキングTOP10ドイツの都市・人口ランキングTOP10イタリアの都市・人口ランキングTOP10スペインの都市・人口ランキングTOP10韓国の都市・人口ランキングTOP10インドの都市・人口ランキングTOP15 / ロシアの都市・人口ランキングTOP10カナダの都市・人口ランキングTOP10オーストラリアの都市・人口ランキングTOP10アフリカ大陸の都市・人口ランキングTOP30



36位 南昌 (江西省・地級市) 372万人

英:Nanchang/簡:南昌。華東地方江西省の省都であり、国家歴史文化名城。中国最大の淡水湖である鄱陽湖を北東に臨む。漢代の紀元前3世紀、当地に土城が築かれる。五代十国の時代には南唐の都となり、元代以後は江西省の省都となった。1927年8月1日に起きた、共産党による国民党打倒の武装闘争「八一南昌蜂起」の地。このことを記念し、市内には「八一」を冠した地名、建築が多い。市内には百花洲や滕王閣跡など名勝が多くある。面積は7,194 km²。一人あたりのGDPは1万3317ドル(2020年)。


37位 唐山 (河北省・地級市) 358万人

英:Tangshan/簡:唐山。河北省、天津市の東に位置する地級市。渤海湾に面する港湾都市。4万年前のものと思われる遺跡があり、殷周代は孤竹国の首府。隋・唐代には高句麗への前哨基地となり、明代には石炭鉱工業、陶磁器生産の中心地となる。清代末は唐山鎮と呼ばれる田舎町だったが、19世紀末、清朝が開平炭鉱を開設したことで大きく発展。その後炭鉱は英国資本の支配下に置かれたが、中国近代工業発祥の地として知られている。1976年には唐山地震に襲われ、24万人をこす死者を出す大災害となった。現在は合併拡大した開灤炭鉱の中心地であり、鉄鋼・機械などの重工業が発達している。面積は13,470km²。一人あたりのGDPは1万3546ドル(2020年)。


38位 貴陽 (貴州省・地級市) 341万人

英:Guiyang/簡:贵阳。中国南西部貴州省の省都。市内に森林が多いことから「林城」の別名がある。古来より少数民族が割拠。唐代に羈縻州を設置し、宋代に貴州と改称。雲南への交通の要地として発展した。名勝の多い風光明媚な貴州省の文化の中心地。一年を通じて寒暖差が少なく中国有数の避暑地である。面積は8,034 km²、一人あたりのGDPは1万958ドル(2016年)。


39位 無錫 (江蘇省・地級市) 332万人

  • 無錫

英:Wuxi/簡:无锡。上海の北西、長江の南、太湖の北の「長江デルタ」中心に位置する都市。一部飛び地がある。無錫周辺は、小さな河川が無数に流れる典型的な江南の水郷地帯であり、太湖からの水産物も豊富で「魚米の郷」と呼ばれた。7000年前からの居住や農耕の跡が発見されており、長江文明の地である。もともとはスズ(錫)が多く産出される「有錫」という名の鉱工業都市だったというが、取り尽くしてしまい「無錫(むしゃく)」となった。唐代以来、中国東沿岸を南北に貫く京杭大運河の通過地であり、江南の農作物を集め華北に送る地として栄え、太湖に面して城壁都市が形成された。経済発展に伴い多くの文人が無錫から生まれ、寄暢園、蠡園、梅園など多くの優れた庭園が今も残っている。20世紀はじめには「小上海」と呼ばれるほど繁栄したが、日中戦争で市街は壊滅した。改革開放後は中国有数の経済都市として目覚しい発展を遂げ、一人あたりのGDPは2万4035ドル(2020年)になるなど、国内では上位にある。面積は4,628 km²で、京都府の面積、人口のスケールに近い。


40位 蘭州 (甘粛省・地級市) 316万人

英:Lanzhou/簡:兰州。中国中国西北部、西安の北西に位置する。蘭州の名は隋代から続く。海抜1600mに市域があり、市内を東西に流れる黄河の南に市街が広がる。漢族の他に回族が多く、他にもドンシャン族、ユグル族、サラール族などイスラム系の住民が多い。西安(長安)から西に向かうシルクロードの要地であり、古来より河西地方の中心地だった。長安防衛の要地でもあり、歴代の王朝は蘭州に軍を常駐させた。現在は工業都市として発展を遂げている。面積は13,100km²、一人あたりのGDPは1万468ドル(2018年)。


41位 中山 (広東省・地級市) 294万人

  • 中山

英:Zhongshan/簡:中山。広東省南部、マカオの北、珠江デルタの中南部に位置する地級市。もともとの名称は12世紀以来「香山」であったが、1925年、中国建国の父とされる孫文の出身地であったことから、彼の称号である「中山」にちなみ「中山市」に改名する。市内には孫文の旧居、紀念館などがある。近年ではハイテク産業がさかん。現在、対岸の深圳と中山とを、橋と海底トンネルでつなぐプロジェクトが進行中である。面積は1,784km²と小さめ。一人あたりのGDPは1万342ドル(2020年)。


42位 邯鄲(かんたん) (河北省・地級市) 283万人

英:Handan/簡:邯郸。河北省南部に位置する地級市。日本では「かんたん」と読まれる。北京と中原とを結ぶ古くからの交通の要衝で、戦国時代の前4世紀、趙の都として栄えた。漢代以降衰退するが、北京から広州に通じる鉄道・京広線が敷設されると、改革開放後は石炭をエネルギー源とした中国の主要工業地域の一つに成長した。世の栄枯盛衰の儚さを説いた、李泌(りひつ)作『枕中記』の「邯鄲の夢」の故事でも知られている。面積12,062km²、一人あたりのGDPは5371ドル(2015年)。


43位 淮安(わいあん) (江蘇省・地級市) 278万人

  • 鎮淮楼

英:Huai’an/簡:淮安。江蘇省中部に位置する地級市。淮陰(わいいん)市と呼ばれていたが、2001年に現市名に改称。同名の旧淮安市は現淮安市下の楚州区、のちに淮安区となった。黄河と揚子江(長江)の間に挟まれた黄淮(こうわい)平原に位置し、淮河や洪沢湖はじめ河川や湖沼が非常に多い地域である。京杭大運河が市内を走り、古来より揚州、蘇州、杭州と並ぶ大運河の主要都市だった。戦後、毛沢東の命により、大運河と交わって市の東西を貫く蘇北灌漑総渠が開削される。元中国首相の周恩来の生地である。面積1,517.6 km²、一人あたりGDPは1万2809ドル(2020年)。


44位 濰坊(いぼう) (山東省・地級市) 276万人

英:Weifang/簡:潍坊。山東半島のつけ根部分に位置する、山東省の地級市。新石器時代より人々の集住が確認されている古い地域である。明末から清代にかけ、手工芸産業の町として有名だった。中でも「濰坊凧」とよばれる凧は名産品で、濰坊に国際凧連盟の本部がおかれ、毎年国際凧フェスティバルも開催されている。ドイツ占領時代、済南から淄博を抜け青島に至る膠済(こうさい)鉄道が東西に敷設され、交通の便が良い。面積15,859km²、一人あたりGDPは9402ドル(2019年)。


45位 淄博(しはく) (山東省・地級市) 269万人

英:Zibo/簡:淄博。青島の西、山東省中央部に位置する地級市。「ツーポー」と読むが、日本では一般に「しはく」とも読まれる。前11世紀から前3世紀まで存在した、春秋戦国時代の国・家斉の首都。19世紀末、ドイツによって膠州湾が租借されたことで、本格的に採炭が開始された。現在も鉱工業都市として発展している。面積は5,965km²、一人あたりのGDPは1万1322ドル(2020年)。


46位 紹興 (浙江省・地級市)  264万人

英:Shaoxing/簡:绍兴。上海の南に位置する浙江省の地級市。かつては「越州」と呼ばれ、魯迅をはじめ多くの文人、政治家を生んだ。世界遺産である浙東運河が通っており、少運河がめぐらされる風景から「水の都」とも言われる。紹興酒の産地としても有名。面積は8,279km²、一人あたりのGDPは1万6505ドル(2020年)。


47位 煙台 (山東省・地級市) 262万人

英:Yantai/簡:烟台。山東半島東部に位置する港湾都市。東は威海市、西は青島市に接する。「煙台」の名は、明代に倭寇に備えて作られたのろし台に由来する。市内には新石器時代の遺跡が残り、この地域は古くから「菜洲」、「登州」などと呼ばれていた。19世紀、天津条約により「煙台」と改称して開港し、各国が領事館を構えた。その後ドイツが山東半島を占領し、煙台も支配に下るが、第一次大戦での独の敗戦により、米軍の駐留港となった。戦後の1984年に対外開放し、産業都市として急発展している。海岸線に沿って広がる砂浜や断崖は景勝地として有名。面積は13,740km²、一人あたりのGDPは1万5956(2020年)。


48位 恵州 (広東省・地級市) 261万人

  • 恵州西湖

英:Huizhou/簡:惠州。深圳の東に位置する広東省の地級市。前3世紀、当地に南海郡傅羅県が設置される。隋代の591年に循州総管府が設置されると、東江流域の政治経済の中心地として発展した。現在では近隣の香港への輸出を中心とした農産物の生産地である。電子部品工業と石油化学工業も盛んである。市内の西湖は景勝地として有名であり、湖の周辺には旧跡が多い。面積は10,920km²、一人あたりのGDPは1万129ドル(2020年)。


49位 洛陽 (河南省・地級市) 247万人

英:Luoyang/簡:洛阳。中国中部に位置する中国四大古都の一つであり、中国古代文化の中心地。黄土高原から流れてきた黄河が最初に華北平原に出る地にあたる洛陽は、新石器時代からの重要な遺跡が残されており、伝説の夏王朝のものと考えられている二里頭遺跡や偃師商城もある。前11世紀、周代に「洛邑(らくゆう)」として都城が築かれた後、後漢に「洛陽」に改称。その後曹魏、西晋、北魏、後唐の都となる。現代の中華民国も含め多くの政権の首都となったことから「九朝の都」と呼ばれる。隋・唐代は西方の政治軍事都市・長安と、東の経済都市・洛陽が並びたち、長安に対して「東都」と呼ばれた。57年、倭の奴国王が後漢に使者を送り、光武帝から印綬を賜った地が洛陽であり、日本の歴史にとっても重要な地である。唐代以降、地方の一地方都市となり政治的重要性は薄れている。竜門石窟、後漢北魏洛陽城、隋唐洛陽城定鼎門、含嘉倉遺跡、回洛倉遺跡など世界遺産も多い。面積は15,490km²、一人あたりのGDPは1万536ドル(2020年)。


50位 南通 (江蘇省・地級市) 236万人

英:Nantong/簡:南通。上海の北、長江河口付近の北岸の、江蘇省東南部に位置する地級市。長江の土砂の堆積により陸地が形成され、およそ6500年前に中洲として陸地化。5000年以上前の新石器時代の遺跡が発見されている。唐代がおわるころまでに長江河口の中洲が大陸と繋がり現在の陸地が形成された。後周代に都市が建設され「通州」と呼ばれる。清代末、実業家・張謇が南通市の教育インフラを整備したが、現在も教育熱心な地域として有名である。日中戦争時は日本に占領される。戦後紡績など軽工業によって発展したが、現在の産業の中心は重工業に転換している。面積は8,544km²。一人あたりのGDPは1万8832ドル(2020年)。

参照 : 中国センサス、上海市人民政府、香港特別行政区政府、国連


1ページ目 1位から20位


2ページ目 21位から35位



関連 : 世界の都市人口ランキングBEST100世界都市圏別・人口密度ランキングBEST25 / 日本の都市・人口ランキングTOP150アメリカの都市・人口ランキングTOP25イギリスの都市・人口ランキングTOP10フランスの都市・人口ランキングTOP10ドイツの都市・人口ランキングTOP10イタリアの都市・人口ランキングTOP10スペインの都市・人口ランキングTOP10韓国の都市・人口ランキングTOP10インドの都市・人口ランキングTOP15 / ロシアの都市・人口ランキングTOP10カナダの都市・人口ランキングTOP10オーストラリアの都市・人口ランキングTOP10アフリカ大陸の都市・人口ランキングTOP30


→ HOMEに戻る

 
1 2 3

シェアする