宮城県の都市・人口ランキングTOP10

宮城県の都市の人口ランキングです。


宮城県 人口 : 230万人


1位 仙台市 106万人

宮城県のほぼ中央を縦断する、同県の県庁所在地であり東北地方最大の都市。東は太平洋、西は山形県と接する。大ロンドンを参考にしたと言われる郊外の緑地や中心街の街路樹などから「杜の都」と呼ばれる。それまで「千代(せんだい)」と呼ばれていた地に1600年、伊達政宗が青葉城を築き城下町として発展。都市名も「仙臺(仙台)」に改めた。1871年の廃藩置県では現在の市域に仙台県が置かれる(すぐに現在の県域に拡大し、翌年から「宮城県」となる)。明治基は東北の中心都市として東北帝大や陸軍師団が置かれ、学園都市、軍事都市としての性格を持った。1975年に東北自動車道、1982年に北陸新幹線が開通するなど東京とのアクセスが改善すると、1989年には泉市、秋保町と合併して政令指定都市に移行し、5区を置いた。2004年にはロッテ以来27年ぶりとなる、仙台を本拠とするプロ野球チーム「東北楽天ゴールデンイーグルス」も誕生。1978年の宮城県沖地震や2011年の東日本大震災では大きな被害に遭うも、2000年に人口100万人を突破して以降、現在も人口は右肩上がりで増加中である。


2位 石巻市 14万人

宮城県東部、仙台市の北東に位置し仙台湾に面する都市。沿岸は一部リアス式海岸である。鎌倉時代に葛西氏が日和山城を築城したことで城下町として発達。江戸時代は仙台藩の米や海産物の積出港として繁栄したが、明治時代になると衰退。しかし、石巻のある三陸沖は黒潮と親潮がぶつかる世界三大漁場の一つだった為、漁港として発展した。牡蠣の養殖も石巻で開発されたものである。日本の高度成長時代は工場が多く進出し、工業都市ともなった。しかし1980年代半ばに18万人いた人口は現在まで減少傾向が続いている。2011年の東日本大震災では津波による甚大な被害を受け、石巻市震災復興基本計画の下、復興事業が続いている。


3位 大崎市 13万人

宮城県の北部に位置する内陸市。2006年に古川市を中心として周辺自治体が合併して大崎市が誕生した。縄文時代の中沢目貝塚や惠比須田遺跡を始めとする多くの遺跡があり、奈良時代は北の蝦夷に対する朝廷の前線・根拠地であった。戦国時代は大崎氏の支配下にあったが、1591年に伊達政宗が入封し城下町を築いた。政宗が仙台に移った後は岩出山伊達氏が支配し、奥州街道などの宿場町として発展した。大崎平野はササニシキやひとめぼれなどが穫れる日本有数の穀倉地帯である。


4位 登米(とめ)市 7万人

宮城県北東部に位置し、岩手県に接する市。2005年に迫町を中心に周辺自治体が合併して登米市ができた。市内は平地が多く、古くから穀倉地帯として有名であった。冬にハクチョウなどが飛来する伊豆沼は国の天然記念物に指定されている。1968年に仙北鉄道登米線が、2007年にはくりはら田園鉄道線が廃止され、人口は1955年の13万人をピークに減少を続けている。


5位 名取市 7万人

宮城県中部、太平洋に面し、仙台市の南に接する市。中心市街地の増田は奥州街道の宿場町であり、名取川河口は古くから港町であった。現在も底曳網漁がさかん。近年は工場が多く進出し、隣接する仙台市のベッドタウン化が進んだ。1980年代以降、仙台市との合併話もたびたび持ち上がっている。市内には岩沼市にまたがって仙台空港がある。


6位 栗原市 6万人

宮城県北部に位置し、秋田県と岩手県に接する市。2005年に周辺自治体が合併して栗原市が成立。それにより宮城県で最も面積の大きい自治体となった。古くから奥州街道の宿場町として栄えた地域であり、かつての姿を残す金成有壁の旧有壁宿本陣は国の重要文化財に指定されている。2015年には栗駒山を中心とした栗原市全域が日本ジオパークに認定され、2019年には活動拠点も完成した。人口は1955年の推定13万人をピークに半減している。


7位 気仙沼市 6万人

宮城県北東部、三陸海岸に面する市。古くは「計仙麻」と書き「ケセマ」と読んだと言われる。気仙沼湾はリアス式海岸による天然の良港を持ち、古くから漁港の中心地であった。1960年のチリ地震や2011年の東日本大震災に伴う津波により大きな被害を受け、現在も防災集団移住事業や水産加工団地の復旧が進められている。被害の大きかったJR気仙沼線気仙沼駅-柳津駅(登米市)間と、JR大船渡線気仙沼駅-盛駅(岩手県大船渡市)間は鉄道での復旧を断念。バス交通システム(BRT)で整備することとなり、2012年に気仙沼線BRTが、2013年に大船渡線BRTが運行を開始している。


8位 多賀城市 6万人

宮城県中部に位置し、仙台市に隣接する市。8世紀、のちの陸奥鎮守将軍・大野東人が多賀城を築き、陸奥国府と鎮守府が置かれた。第二次大戦後は旧海軍工廠跡地などに工場が進出。1971年に市制移行。仙台市のベッドタウンとして、1970年代より人口は2倍近くに増加した。


9位 塩竈(しおがま)市 5万人

宮城県中部、松島湾の支湾・塩釜湾に臨む市。1941年、宮城県内で3番目に市制に移行した。当地はかつてより「塩竈」「塩釜」「鹽竈」「鹽釜」と様々に表記されてきたが、市制移行を機に表記を「塩竈」に統一した。古くは陸奥の国府・多賀城の外港「国府津(こうづ)」であり、多賀城が廃れた後は漁港として発展する。また鹽竈神社の門前町としても栄え、現市名の由来ともなっている。日本三景のひとつ・松島湾観光の拠点でもある。


10位 富谷(とみや)市 5万人

宮城県中部、仙台市の北に位置し仙台市と接する市。仙台藩時代は奥州街道の宿場町・富谷宿として栄えた。市域の大半が山地で、国道4号沿いの丘陵地に切り開かれた新興住宅地に人口の9割が住む。仙台市のベッドタウンであり、1970年代まで5000人ほどだった人口が、2016年に5万人を突破したことで市制に移行した。


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